新章激闘編第三十八話 ついに上陸、魔導の島!!

 

クッションシールドに包まれ、レイオスたちは魔導の島へと落下するのであった・・。
「うぎゃああああああああああ!!
レイオスは恐怖のあまりただ叫んでいた。
「助けてくれ〜。このままだと目が回るぅ〜!!
ブレアは落下の衝撃でぶよぶよした壁にぶつかって跳ね返っていた・・。
こうなったらもう止まらない。ブレアの異変に気付き、リュミーネが止めようとするが・・・。
「ブレアっ!!今助けてあげ・・・うわあっ!!
リュミーネが咄嗟に助けようとしたが、足を滑らせてぶよぶよした壁にぶつかり、彼女もまた跳ね返ってしまい、身動きが取れなくなった・・。
「何をしているんだあいつら・・ただ遊んでいるだけなのか・・。」
二人の行動にあっけにとられたファルスがこう言うと、二人が答えた
「落下の衝撃でぶつかって跳ね返って止まらないんだ・・。」
「だって止まらないのよ・・。ファルス、早く助けて!!
二人の言葉に押され、ファルスが二人を助けるべく、一気に走り出した。
すると勢いあまって壁に激突し、跳ね返ってしまった!
「う・・うそだろ・・。止まらない!!どうなってるんだこれは!?
ファルスもまた跳ね返り、身動きが取れなくなっていた・・。
これでレイオス以外の3人は、跳ね返って身動きが取れなくなった・・。

その異変に気づいたレイオスは、3人を見てただ笑っていた。
「ぎゃはははっ!!何をやっているんだ君たちは・・。もうすぐ到着するぞ・・。」
レイオスがそう言うと、身動きが取れない3人が答えた
「そんなことより早く助けてくれ!!
跳ね返って身動きが取れない3人がそう言うと、レイオスが助けに入った。
「ちょっと待ってくれ。ゆっくり移動してお前たちに近づくからちょっと待っていろ・・。」
レイオスは慎重に移動するが、落下の衝撃と揺れが襲った!!
「あわわわわわわわっ!!
レイオスは転びそうになったが、すぐに体勢を立て直した・・。
「ふぅ・・。危ないところだった・・。」
レイオスは体勢を立て直すと、また慎重にクッションシールドの中を進み始めた・・。
落下の衝撃と揺れを気にすることなく、身動きの取れない3人のところへとやってきた。
「な、何だこの光景は!!
レイオスが目にしたのは、ぶよぶよした壁に激突しながら跳ね返って身動きの取れないブレアとリュミーネとファルスの姿がそこにあった・・。
「意識がだんだん遠のいて・・・。」
ブレアは薄れ行く意識の中、レイオスにこう言った。
「ブレア、大丈夫だ。俺が今助けてやるからな・・。」
レイオスがそう言うと、勢いよく跳ね返るブレアの体をつかみ、何とか救出した・・。
「助かった・・。もう少しでお花畑が見えるところだった・・。レイオス、ほかの仲間も頼んだよ・・。」
レイオスに助けられたブレアは、目が回っていた・・。
「これをつけるんだ・・。これは重りだ。これをつければ衝撃を受けずにすむ・・。」
レイオスはブレアに重りを手渡した後、残り二人の救出に向かった・・。

レイオスは跳ね返って身動きの取れないリュミーネのところまでやってきた。
「あ・・、レイオスじゃない!早く助けて!
レイオスはリュミーネに近づき、一気に彼女の体に手をかけた!
「ちょっ・・!!どこ触ってんのよ!!
レイオスは体に手をかけるつもりが、彼女の尻に手をかけてしまった・・。
「すまない・・。次こそは必ず助けるぞ・・。」
レイオスは気を取り直し、リュミーネの体に手をかけた・・。
今度は成功し、リュミーネを助けることに成功した。
「ありがとう。残りはファルスだけだわ・・。じゃあがんばってね。」
リュミーネがそう言うと、レイオスが答えた
「これは重りだ・・。これを体につけておけば跳ね返らないぞ。」
レイオスはリュミーネに重りを手渡すと、彼女はそれを身に着けた。
「ちょっと重いけど・・。つけておくわね。」
リュミーネがそう言うと、レイオスはファルスの救出に向かった・・。

レイオスは跳ね返って身動きが取れないファルスの救出に取り掛かった・・。
「レイオス、俺以外の仲間はすべて助けたようだな・・。後は俺だけだ。はやく助けてくれ。」
ファルスがそう言うと、レイオスはファルスの体に手をかけ、何とか助け出した・・。
「重りだ。これをつけておけば衝撃の影響を受けない・・。」
レイオスがそう言うと、ファルスが重りを身につけた
「なんか重いような感じがするけど、つけておこう・・。」
ファルスがそう言うと、レイオスが空を見て答えた
「おっ、魔導の島が見えてきたぞ!!全員準備はいいか!?
レイオスがそう言うと、ブレアが答えた
「こっちは大丈夫だ!地上にシールドが着陸次第降りれるよ!さぁ、あと少しだ!
全員は旅の準備を済ませた時、クッションシールドが魔導の島に着陸した・・。

案内が終わって密偵に戻ったセディエルが、レイオスの様子を見ていた・・。
「レイオスさんたち、うまく魔導の島に到着したようですね。よかった・・。」
セディエルは胸をほっとなでおろし、密偵に戻るのであった・・。

魔導の島に降り立ったレイオスたちは、魔導の島の大地を踏みしめた・・。
「来たぞ〜!魔導の島!!
レイオスは旅行気分な様子でこう言うと、リュミーネが答えた
「レイオス、旅行気分でここに来たわけじゃないからね・・。私たちは仮面の魔導士を止めるためにここに来たということを忘れないでほしいわね・・。」
リュミーネの言葉で、レイオスが正気に戻った。
「そうだな!いまは旅行気分じゃいられないな!この未開の島は何があるかは分からない!気を引き締めて行こう!!
レイオスがそう言うと、全員は未だ見ぬ魔導の島をひたすら進むのであった・・。

「フフフ・・。レイオスよ、ここまで来たか・・。」
仮面の魔導士は水晶からレイオスたちの動向を見ていた・・。
「あの女もいるわね・・。さらに刺激がほしくなってきたわね・・。」
リリシアがそう言うと、ベルが答えた
「僕も早くあいつらを倒して、もっと強くなりたいじょー!!
ベルは意気揚々な様子で、レイオスたちの動向を見つめていた・・。
「クックック・・。お前たちの運命も、もはやこれまでだな・・。」
仮面の魔導士がそう言うと、彼は寝室に向かい、眠りに付くのであった。

ハプニングを乗り越え、ついに魔導の島にたどり着いた!
ついに上陸した魔導の島で、レイオスを待ち受けるのは!?

 

 

 

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