新章激闘編第三十一話 ライドン強襲!!

 

レイオスたちが動力室のドアを開けたとき、コントロールルームにいる仮面の魔導士はそれを察知したのか、コントロールルームから出た・・。
「あいつらめ!!動力室を破壊するつもりだな!そうはさせんぞ!援軍よ、来い!
仮面の魔導士はそう言うと、ほかの魔導士を呼び寄せた!
「何ですか・・。何が起こったんですか・・。」
仮面の魔導士の下っ端の一人・雷のライドンがやってきた。
「下っ端の中でもできる奴はお前しかいない!ヘーベルが倒された今、我が精鋭の下っ端の中でも使えるのはお前だけだ!後の奴はつかえない奴ばかりだ!お前だけが頼りの綱だ!!頼んだぞライドン!!
仮面の魔導士がそう言うと、ライドンが答えた
「すまん・・。俺だけじゃ心苦しいので魔物を少しばかりくれないか・・。金はあるぜ・・。」
ライドンがそう言うと、仮面の魔導士が答えた
「いいだろう・・。大型なら一万G、中型なら五千G、小型なら千G。魔導士だけのサービス価格だが、どうするんだ?
仮面の魔導士がライドンにそう言うと、魔物の取引を始めた・・。
するとライドンは答えた
「大型が1匹、小型が5匹でどうだ。」
ライドンがそう言うと、仮面の魔導士が答えた
「よかろう、代金はしめて一万五千Gだ。持っているんだろうな・・。」
ライドンがそう言って魔導士に代金を渡すと、仮面の魔導士の周りに魔方陣が現れた・・。
「確かに一万五千G受け取った・・。ちょっと待っていろ。今からお前の望みの魔物を召喚術で呼び出す。」
仮面の魔導士がそういった後、魔方陣に念じ始めると、魔方陣から大きな魔物が現れた!!
「ブオオオオオオーーーンッ!!
大型の魔物が叫び声をあげながら魔方陣から現れた。
「この大きいモンスターはなんという名前なんだ・・。」
「こいつは妖魔ブオールだ。こいつは巨体をいかした攻撃が得意だ。普通の人ならのしかかりで一発で死に至らしめるほどだ・・。まぁ持っていけ。ほかにまだ小型の奴を呼び出そう・・。」
仮面の魔導士はライドンに妖魔ブオールを託し、次の魔物を召喚し始めた・・。

「ウヌヌヌヌヌヌーーーーーー!!!
仮面の魔導士は魔力を解放し、小型の魔物を5匹を呼び出した。
「この小型の魔物はなんという名前なんだ・・。」
「おっと。こいつは小型のデーモンの一種・ピットデーモンだ。こいつは小さいながらに凶悪な性格だ。飼い主の言うことを聞かないこともあるが、便りになるぞ・・。」
仮面の魔導士はそう言うと、ライドンに魔物を手渡し、コントロールルームの外に出た・・。
「仮面の魔導士様、どこに行かれるんですか・・。」
ライドンがそう言うと、仮面の魔導士が深刻な表情をしていた。
せっかくの地上界征服が水の泡になってしまうことが唯一心配であった・・。
「ちょっと気分転換に行くだけだ。お前はさっさと動力室に向かい、侵入者をやっつけろ!
その言葉を聞き、ライドンは動力室に進入したレイオスたちを倒すため、動力室へと向かった・・。

一方そのころ、男の魔導士と女の魔導士が腹ごしらえを済ませ、コントロールルームに戻ってきた。
すると仮面の魔導士の姿はどこにもなかった・・。
「あれ、仮面の魔導士がどこにもいないんだけど、どこに行ったのかしら・・。」
女の魔導士がそう言うと、男の魔導士がきょろきょろとあたりを見回した。
「あれ〜。仮面の魔導士がいないんだが、どこにいったんだよぉ〜!!
男の魔導士がそう言うと、二人は仮面の魔導士を探すことにした。
「それじゃあ、さっそく仮面の魔導士を探しに行きましょう・・。」
「いっくぞ〜!!探しに行こうぜ!!
二人はそう言うと、早速コントロールルームから出た・・。

一方レイオスたちは動力室の中にいた。
「気をつけろよみんな。何があるか分からないからな・・。」
レイオスがそう言うと、全員は足元に気をつけながら歩き出した。
しばらく歩いていると、炎の球体のようなものが見えた・・。
「あれが・・、魔導戦艦の心臓部・・。あれを破壊すれば戦艦は機能を停止するわ・・。」
リュミーネがそう言うと、全員が答えた
「あの心臓部を破壊すれば魔導究極戦が阻止できるんだ!なんとしても地上界を守るんだ!みんな、あの炎の核を一斉に攻撃するぞ!
ファルスがそう言うと、全員が炎の核を攻撃しようとした瞬間!!

ドゴォーーンッ!!

突然動力室の扉を破壊し、何者かが攻めてきた!!
「誰だ!!
「追ってか!?
「まさか仮面の魔導士が攻めてきたとでもいうの!!
全員が声を上げてそう言うと、全員は扉の前まで来た。
すると目の前に現れたのは魔導士の姿であった!!
「フハハハハハッ!!レイオスめここにいたかぁっ!!俺の名はライドンだ!今日はお前を倒すために魔物を用意してきたのだ!動力室をなんとしても壊させやしない!!
ライドンがそう言うと、6体の魔物が現れた・・。

「ブオォーン!!
「グキャキャッ!!
妖魔ブオンとピットデーモン5体が一斉に飛び出した!!
「魔物を呼び出してきやがった!まずは魔物を倒してライドンとかいうやつを倒すぞ!
ファルスがそう言うと、仲間たちは一斉に戦闘態勢に入った!!

一方仮面の魔導士は気分転換をしていた・・。
「ライドンの奴、うまくレイオスたちを倒せればいいのだが、少しばかり心残りがある・・。やはり私も動力室に向かうことにしよう・・。」
仮面の魔導士が戦艦の中に入ろうとしたその時!!
「見つけたじょ〜!!
「やっと見つけた。仮面の魔導士様〜!!
二人の魔導士がいきなり抱きついてきた!
「こら、お前ら!!重たいから抱きつくな!
仮面の魔導士は二人を振り払い、二人にこう話した
「お前ら、よく聞け。たった今動力室にレイオスとか言う奴とほか4名が入り込んだ。俺と一緒に動力室に行き奴らをやっつけるぞ。」
仮面の魔導士がそう言うと、二人の魔導士が答えた
「倒す奴の名前はレイ婆だったわね・・。」
「名前が冷麺だったらよかったのなぁ・・。」
二人の言葉に仮面の魔導師が怒りを露にした。
「ちがーう!!倒す奴の名前はレイオスだ!レ・イ・オ・ス!!行くぞお前ら!くれぐれも奴にこの魔導戦艦をめちゃくちゃにされてたまるか!!
仮面の魔導士がそう言うと、3人の魔導士は一斉に動力室に向かった・・。

レイオスたちに突然襲い掛かってきた魔導士、ライドン!
はたして魔導究極戦をとめることができるか!?

 

 

 

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