新章激闘編第二十六話 地獄の魔導戦艦!

 

仲間たち全員が衝撃を受ける中、ついに魔導戦艦が地上界に放たれた!
レイオスたちは中央大陸にある時空船のある洞窟へ向かうのであった・・・。

魔導戦艦に乗り込んだ仮面の魔導士とその一味は、地上界を襲撃すべくいろいろと試行錯誤していた。
「仮面の魔導士様!このスイッチは何のスイッチなんだ?
謎のスイッチを見つけた男の魔導士が、仮面の魔導士にそう言った
「一応押してみましょうよ。物は試しって言うじゃない・・。」
女の魔導士がそう言うと、スイッチに手をかけた!!
「いかん!!そのスイッチは・・・・!?
仮面の魔導士があわてて叫んだが、女の魔導士がスイッチを押した後であった・・。

ポチッ・・・。
「こ・・このスイッチは・・・!
スイッチが押された瞬間、魔導戦艦の砲台から強烈な波動砲が海に放たれた!

ザバァーン!!
強烈な波動砲が、海に命中した!!
その衝撃により、轟音と共に海の水が上空に舞い上がった!!
「グヒヒ・・・これさえあればこの世界を征服できそうですぜ・・・・。」
男の魔導士がそう言うと、仮面の魔導士が答えた
「お前ら!!勝手に船の設備をいじるな!俺のいいと言うまでスイッチは押すなよ、いいな!
仮面の魔導士がそう言うと、二人の魔導士が答えた
「わかりました・・・。仮面の魔導士様・・。」
「はいはい・・わかりましたよ。グヒヒヒヒ・・・。」
二人の魔導士がそう言うと、魔導戦艦はゆっくりと発進した・・。

中央大陸に来たレイオスたちは、急いでメルファのある洞窟に急いだ!
「みんな、早くしないとこの世界が危ない!さっさとあの魔導戦艦に乗り込んで世界を救うんだ!
レイオスがそう言うと、仲間たちは洞窟に向かって走り出した!

「うわぁ・・・一年間放っておいたからホコリと砂まみれだ・・。しかし今は掃除している暇は無い!今すぐ発進だ!!
レイオスがそう言うと、ファルスが答えた
「しかし・・・、アメリア様なしで操縦できるのか・・・。」
困惑する状況の中、リュミーネが答えた
「アメリア様なしでも大丈夫ですわ。私も操縦方法はアメリア様を見てこっそり夜に練習してたのよ。」
その言葉に心配そうな表情でレイオスが答えた
「ほんとにお前の操縦で大丈夫だろうな・・・。山にぶつかったりしないだろうな・・・。」
レイオスがそう言うと、リュミーネが答えた
「だ・・・大丈夫なんだから!!わたしだってやるときはやるんだから!!
リュミーネがそう言うと、メルファの起動スイッチを押した。

「一年ぶりですね・・。こうしてあなたたちをナビゲートできるのは何日ぶりかしら・・。またがんばりますわ!!さぁ、ご用件をどうぞ・・。」
ナビゲーターのエリスがそう言うと、リュミーネが答えた
「魔導戦艦が地上界に放たれたわ!あの魔導戦艦を追ってください!
その言葉にエリスが答えた
「わかりました。早速魔導戦艦に向けて、発進いたします!話は変わりますが、エルジェの最長老から伝言をいただいております。早速再生いたします。」
エリスはエルジェの最長老からの伝言を再生した・・。

「魔導戦艦に立ち向かうための武器が備わった!魔導戦艦の動きを止めるために使うのじゃ!まずは魔導の力を放つ波動砲じゃ。これは魔導戦艦を攻撃するための武器じゃ!そしてもうひとつはフォースフィールドと呼ばれる魔導のバリアを作り出す装置じゃ。もしも魔導戦艦から攻撃を受けそうなときに使うのじゃ。レイオスたちよ、この世界を救うのじゃ!!

エルジェの最長老からの伝言を伝えたエリスは、ついにメルファを発進した!
「再生が終わりました。では魔導戦艦を追いましょう!時空船エルジェ、発進です!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・。
エネルギー充填完了!!時空船メルファ発進!
時空船メルファは、轟音と共に空へと飛び立った!!

その様子を察知した仮面の魔導士は、あたりを見回した!
すると中央大陸の上空に魔導戦艦と同じような機体が見えた・・。
「ムムム・・!!魔導戦艦がもうひとつあるぞ!あの魔導戦艦はエルジェにはたった一つしか残っていないと聞いたが、まさかあのジジイ!!予備の物を隠していたのか!!
仮面の魔導士がそう言うと、二人の魔導士が答えた
「まさか・・そんなまさかですよ・・。あの魔導戦艦がもうひとつあるなんて事は・・・。」
「グヒヒヒヒ・・・。きっと何かの見間違いでしょう・・グヒヒ・・。」
その言葉に仮面の魔導士が答えた
「ええい!!うるさい奴だな!見間違いではなく本当のことだ!まったく、お前らの目は節穴かぁ!?さっさとお前らは持ち場に戻れ!!
仮面の魔導士がそう言うと、二人の魔導士は自分の持ち場に戻った。
「フフフ・・・。レイオスといったなあいつの名は・・。しかし、この魔導戦艦を手に入れた私は無敵なのだ!!さぁ跪けフェルスティアの人間どもよ!私がこの世界の神となるのだ!!クハハハハッ!!
仮面の魔導士は舵を手に取りながら、高笑いをしながらこう言った・・。

「邪魔をする奴が出てきたか・・・。この私に立ち向かうものなら、死をもって償ってもらうぞ!おい、お前ら!早く発進の準備だ!!奴らをこの魔導戦艦に近づけさせるなよ!いいな!!
仮面の魔導士がそう言うと、二人の魔導士は発進の準備を整え、魔導戦艦は再び発進した!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・。
「行くぞ魔導戦艦よ!あの戦艦を打ち落とせ!でもさっきの波動砲は誰かさんが誤ってスイッチを押したのでしばらくは撃てん・・。ならば副砲で攻撃だ!!
仮面の魔導士がそう言うと、魔導戦艦が迎撃態勢に入った!

ついに始まった魔導究極戦!
メルファと魔導戦艦との戦いが、今始まる!!

 

 

 

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