新章激闘編第八話 ファージャVSブレア@

 

バトルメイズの頂上では、メイズキングのファージャとブレアが対峙していた・・。
「我は強いぞ・・、かかって来い!!
「そうこなくっちゃ!!負ける気はしませんよ・・。」
二人は戦闘態勢に入った!!

先手を取ったのはファージャだった!
「まずは我の一族に伝わる呪術を喰らうがいい!!カースオブザアヌビス!
ファージャはブレアに向けて呪いの波動を送った!
「あれ・・、なんともないぞ。」
ブレアは何事も無かったような感じであった。
「フフフ・・、この呪術は後からジワジワ効いて来る呪いだ・・。そのことに気付かないお前はかわいそうだな・・。」
ファージャが呟くと、ブレアが答えた
「呪いの術だって!!こんなものはなんでもなおしを使って消してやる!
ブレアがなんでもなおしを使おうとしたとき、ファージャが呟いた
「呪いの魔術は、どんな術や回復道具を使っても消すことは出来ん・・。唯一呪いを解く方法は、術者である私を倒すまでだ。おっ、そろそろ効いて来るころだ・・。」
ファージャがそう言うと、ブレアの体に異変が起こり始めた!
「ぐああぁっ!!これは・・、毒の呪い!!
ブレアがそう言うと、ファージャが答えた
「フハハハハッ!!術の効果に気付くのが一足遅かったようだな・・。この毒の呪いは、お前がギブアップするまでその効果が続く・・。故に、我慢し続ければ死ぬということだ!!
その言葉にブレアが答えた
「うぐぐっ・・、ならば僕の体が悲鳴をあげる前にあなたを倒して見せます!!
ブレアが金の玉を手に持ち、ファージャに向かっていった!!

「ほほう・・・、呪いの苦しみで我を忘れたか!?
ファージャが呟くと、頭上から一気にブレアが襲い掛かってきた!
「呪いの痛みなど気にしないさ!受けて見ろ、ゴールデンスマッシュ!
ブレアが頭上から一気にファージャめがけて金の玉の一撃を喰らわせたが、ファージャは首と体を分離させ、攻撃をかわした!!
「く・・、首と体が分離した!!
ブレアはただ驚くしかなかった!
「フハハハッ!!驚くのも無理は無い・・。私は呪いの代償により首と体が分離してしまうのだ・・。その代償を利用できるように、日々の鍛錬のおかげでその代償をも利用できるようになったのだ!!
ファージャがそう言うと、ファージャの体がブレアに襲い掛かってきた!!
「体のほうが襲ってきたなら体のほうを攻撃すればいいんだ!
ブレアがファージャの体に金の玉の一撃を喰らわせた!
「喰らえ!ゴールデンスマッシュ!
ブレアの手に持った金の玉が、ファージャの体に大きなダメージを与えたが、しかしファージャは痛くもかゆくもないようだ。
「分離している状態では体のほうはダメージは受けない。私にダメージを与えられるのは首だけだ!!
ファージャがそう言うと、一気にブレアの目の前に来た!
「うわっと!!
「フハハハハ!分離していることを忘れたかぁ!!
ファージャの口から灼熱の炎を吐き出され、ブレアを襲った!しかしブレアは暖かそうだ・・。
「僕はね・・。普通の人より体温が2度高くて、炎の攻撃を受け付けないんだよ。唯一の僕の弱点は、水だけだ!
ブレアがそう言うと、ファージャが悔しがった!!
「キィーーーーーイイ!!悔しい!ならばこれでも喰らえ!!
ファージャは口から毒の息を吐き出した!
「これは毒の息だ!吸い込むと毒に冒されてしまう!
ブレアは咄嗟に口と鼻を塞ぎ、毒の息をかわし、一気にファージャの首から離れた!!
「このガキ・・、我が呪いを受けていながら立っていられるとは凄まじいまでの体力だな・・。ならば私の呪いの力を一気に解放しよう・・。」
ファージャの体から、一気に呪いのエネルギーが放たれ、ファージャの体を包み込んだ!

「うぐぐぐっ・・、一体何が起こっているんだ・・。」
ブレアは呪いの苦しみを堪えながらファージャのほうを見た。
ファージャの体が、おぞましい悪魔のような姿になっていて、首も大きな悪魔の首になっていた!つまり、ブレアは首と体の両方を相手にしなければならなくなったのだ!
「フハハハハハハッ!!お前が本気ならば我も力を出そうではないか・・。パワーアップした我が呪いの術を受けてみよ!
ファージャはブレアに呪いの念を送った!
「ぐああああっ!!心臓が・・、心臓が握られているようだ!
ブレアは呪いに苦しんでいた。
「これが滅びの呪術だ!5分後にお互いは死ぬ!ちなみに、私は一度死んでいるから滅びの時間が来ても死ぬことは無い!つまり、例外を除いてだ。」
ファージャがブレアにこう言うと、体がブレアに襲い掛かってきた!
「グギャギャギャギャッ!!
ファージャの体が、一気にブレアに急降下してきた!
「ここはプラスパワーを使って攻撃力を高めるしかない!!5分・・、いや、毒の呪いの効果も含めて3分か・・、メイズキングの呪いで僕が死ぬまで・・。ここで焦ってしまっては全てが終わってしまう!ここは一気に攻めずに知略と策略で攻めるしかないな・・。」
ブレアは攻撃をかわしながらプラスパワーを飲み、力を高めた。
「フハハハハッ!逃げているだけでは私は倒せぬぞ!
ファージャは一気にブレアとの距離を縮めた。
「くそっ・・、ここまで詰め寄られるとは・・。こうなったら逃げるしかない!逃げるのもまた戦略だからねっ!!
ブレアはそう言うと頂上のバトルフィールドの端まで走りだした!
「馬鹿め!!呪いの苦しみでついに狂ったかぁっ!!
ファージャの体と首が一気にブレアのほうに走っていった!
「これでお前も袋のネズミだっ!!
ファージャの体が、ブレアを思い切り殴りつけた!
「がはっ!!
ブレアはファージャの体の攻撃により、地面に倒れた!
無理も無い。ブレアは呪いの苦しみによって、かなり衰弱していた。このままその状態が続けば、彼の精神は完全に崩壊し、発狂してしまうほどであったが、まだ大丈夫のようだ・・。
「もう諦めてギブアップしろ!このまま呪い殺されたいかぁっ!!
ファージャが一喝すると、ブレアが答えた
「まだまだ・・、まだギブアップはしないさ・・。この勝負、絶対に勝つ!!
ブレアがまだ諦めない表情で、ファージャの首をにらみつけた!

ファージャの一方的な攻めに、ブレアは劣勢のようだ
この勝負に勝利し、シンボルを手にするか、はたまた負けてやり直しになるのか!?

 

 

 

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