新章激闘編第三話 3つの扉 ランダムチューブを攻略せよ

 

バトルゲームに参加するべく、レイオスたちはそれぞれ施設の受付に向かった。

レイオスはバトルタワーに、ボルガはバトル道場に、ブレアはバトルメイズに、リュミーネはランダムチューブに、そして最後にファルスはコロシアムホールに向かった。


――たった今、シンボルを手に入れるべく、レイオスたちの壮絶な戦いが始まったのであった・・。

一方リュミーネは、ランダムメイズに向かっていた。
「ランダムメイズはここでよいのかしら。」
リュミーネがそう言うと、立て札を読んだ。
「何々・・、「ここはランダムチューブ!選べ!三つの道!」か・・。ここでいいみたいね。早速中に入りましょう・・。」
リュミーネが立て札を読み終えると、早速施設の中に入った・・。

中に入ると、関係者が話しかけてきた
「挑戦者の運を試す場所・・。ランダムチューブにようこそ・・。バトルゲームの案内はこちらでございます。」
関係者がそう言うと、リュミーネがこう答えた
「私、このバトルゲームに挑戦したいんですが・・。」
リュミーネがそう言うと、関係者が答えた
「分かりました・・。まずは説明をいたします。このバトルゲームでは、3つの道から一つを選び、勝ち進んでいくと言ういたってシンプルなバトルゲームです。しかし、選んだ道によって起こる出来事は、何が起こるかわかりません。つまり、その道を選んだあなた次第です・・・。それでは、戦いの準備はよろしいでしょうか・・。」
関係者がそう言うと、リュミーネは首を縦に振った
「それでは、バトルゲーム、スタートです!!
関係者が叫ぶと、バトルゲームが始まった!

――現在1部屋目
「まずは手始めに真ん中の道に進むわ・・。」
リュミーネがそう言うと、真ん中の部屋に入った!
部屋の中に入ると、砂風呂に入った男が話しかけてきた
「ふう・・。そこの娘さんよ・・。このバトルゲームはいいぜ。こんな設備があるんだから・・。極楽極楽・・。」
どうやらあまりの満足さにシンボルゲットのことなど忘れているようだ・・。
「・・・・。」
リュミーネは唖然となりながら、部屋を出るのであった。

――現在3部屋目
「さて・・、これからどうしよう・・。」
リュミーネは困ったのか、関係者に話しかけた
「挑戦者様・・。失礼ですがどの道に進むのか迷っているのでしょうか・・。」
関係者が答えると、リュミーネが首を縦に振った
「そうですね・・。私は右の扉から・・。魔物の匂いが漂ってくるような気がしますわ・・。」
その言葉を聞いたリュミーネは、左の道を選ぶことにした・・。

「君、危ないっ!!
部屋に入った途端!魔物がいきなり毒の息を吹きかけてきた!
「コォーッ!!
「ちょっと!!いきなり何ぃ!!
リュミーネは咄嗟に毒の息をかわした!
「おい、いい加減にしないか!
魔物の持ち主が急いで魔物を取り押さえた!
「コーホーッ・・、コーホー!!
持ち主が押さえつけると、魔物は落ち着きを取り戻した・・。
「そこの娘さん・・。すまないことをした・・。この子は人に出会うとすぐに襲い掛かってしまうのだ・・・。あとでちゃんと叱っておくから安心してくれ・・。それより、君は大丈夫かね!?
その茶番が終わって、リュミーネが心の中でこう言った
「迷惑な魔物だねぇ・・。ちゃんと手懐けていないのかしら・・。」
それはさておき、リュミーネは先を進むのであった・・。

――現在5部屋目
「迷わないほうが無難ね・・。次は右の道をえらぶわ・・。」
リュミーネは恐る恐る右の道へと向かった・・。
すると部屋の中に傷だらけの小太りの男がいた・・。
「おっ、挑戦者かい。この前の挑戦は散々だったさ・・。最初に右の道に入るといきなり魔物に毒の息を吹きかけられて毒に犯され・・、次に左の道を選ぶとモンスターハウスでさ・・。なすすべなくボコボコにされちまったよ・・。せめて武器を持って入れば太刀打ちできたかもしれなかったよ・・。俺はよぉ・・・。俺はよぉーーーーっ!!
小太りの男の言葉にリュミーネはこう答えた
「頑張ればきっといいことがあるわ・・。諦めないことが唯一の道ですわ。」
小太りの男に声援を送り、先を進むことにした・・。

――現在7部屋目
「次は真ん中に進むわ・・。」
リュミーネは真ん中の道を選び、進み始めた・・。
「しまった!モンスターハウスだわ!!
リュミーネは運悪くモンスターハウスに当たってしまい、愕然となった!
無理もない。辺りを見回すと、そこにいるのは魔物、魔物、魔物・・。
うかつに歩けば大勢の魔物に回り込まれて袋叩きに会ってしまうため。この窮地を抜けることは、多くの危険を孕んでいるのであった・・。
「モンスターハウスね・・。しかも大きな部屋!こうなったら一気に突き進むしかないわね・・。この技で一気に出口にいけるかもしれないわね・・。水の力よ、私を出口に導け!アクアジェット!
リュミーネは水の力を入り口の壁に向けて放った!するとリュミーネの体が一気に出口のほうに飛んでいった!!
「魔物とやりあわない方法・・。それがこれよっ!!
リュミーネは勝ち誇った表情でそう言うと、次のフロアへと向かった!

――現在9部屋目
「もう一度真ん中の道を進もうかしら・・。」
リュミーネがそう言うと、もう一度真ん中の道に向かっていった・・。
部屋の中にいたのはほかの挑戦者だった!
「俺とあんたがであった以上、やることは一つ!さぁ勝負だ!
挑戦者の言葉に、リュミーネはこう答えた
「勝負ね・・。いいわよ、今私ヒマだから。」
リュミーネが挑戦者にそう言うと、挑戦者は意気揚々にこう言った!
「ばっちこーい!!
挑戦者とリュミーネとの戦いが始まった!

「負けないぜ・・。ここであんたを倒して先に進んでやるんだ!
挑戦者がそう言うと、リュミーネが先手を取った!
「早速だけど、あんたには負けてもらうわ!喰らいなさい!アクアスパイラル!
リュミーネの手から、螺旋状の水の波動が放たれ、挑戦者は一気に部屋の隅に吹き飛ばされた!
「ぐわあっ!
挑戦者は気絶してしまった!
「さぁ、先を進むとしよう・・。」
リュミーネがそう言うと、次の道へと進むのであった!

――現在11部屋目
「さてと・・次は何処に行こうかな・・。」
リュミーネがそう言った瞬間、関係者がリュミーネの前に現れた・・。
「ここまで勝ち進んだ挑戦者にご連絡があります。この先大変恐ろしい出来事があなたを待ちうけております・・。どうか覚悟しておいてください・・。」
関係者の言葉にリュミーネが答えた
「まさモンスターハウス以上の恐怖が待っているんですか・・!?
リュミーネの言葉に関係者が答えた
「それはお話できません。挑戦者の判断に任せます・・。ちなみに、どの道を選んでも恐ろしい出来事からは逃れられませんわよ・・。」
関係者がそう言うと、自分の持ち場に戻っていった・・。
「さてと・・、どの道を選んでも恐ろしい出来事が起こる・・か。ここは運任せで行くわ・・。」
リュミーネは考え始めた。
「ど・れ・に・し・よ・う・か・な♪」
リュミーネがそう言いながら道を指差していった結果、右の道に指がきた。
「右かぁ・・。一気に進むわよ!
リュミーネは右の道に進んだ・・。

するとそこには関係者がいた。
「ようこそいらっしゃいました・・。キャハハハハッ!何て運の無い人なんでしょう!最後にこの部屋を選んでいなければあなたの体力と魔力を全回復させてあげようと思ったのにねぇ!なんて不様かしら!それはさておき、私どもの主を呼んできますわ・・。ケッ、あんたなんか我が主に殺されればいいのよっ!!
関係者の乱暴な言葉が投げつけられたが、リュミーネは平気だった・・。

しばらくして、この施設の主が現れた
「私はシャンティ。このランダムチューブの主・・。チューブクイーンよ・・。まぁ話さなくても分かるけど私を倒さなきゃ先に進めないよ・・。私、あんまししゃべるの嫌いだから、さっさとかかっておいで!
シャンティがそう言うと、リュミーネが答えた
「そう言われなくてもかかってやるんだから!さぁ、私の力、思い知りなさい!!
リュミーネがそう言うと、シャンティが答えた
「フンッ!あんたの運・・。そこで尽きなきゃいいけどね・・。じゃあ、死ぬ気をぶつけてかかってきな!お前のその綺麗な顔、泣き顔ににしてやるよっ!!
シャンティがそう言うと、二人の対決が始まった!

ランダムチューブの主、シャンティに挑むリュミーネ!!
シャンティを倒し、シンボルを手に出来るか!?

 

 

 

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