新章第四十九話 伝説光臨 託される未来

 

「選ばれしものよ・・、今こそ私と合身するのだ・・!!
レイオスたちの前に降りてきた五つの閃光が、仲間達に問いかけてきた!
「な・・、なんだ今の光は!
レイオスたちは光のほうを見て唖然となった・・。

そこには1000年前の伝説の勇者であるヴィン・ジョン・ルーナ・そしてライオンマスクの姿であった!!
どうやら彼は幻影となり、レイオスたちの前に現れたのだ!

「レイオスよ、久しぶりだな。君たちが結界を壊してくれたおかげでここに来ることが出来た!私たちがここに来た理由。それはただ一つ・・。私達が君たちと合身し、究極の勇者になりベルフェルトを倒して欲しい。選ばれし5人・・・。いや、レイオス達よ、フェルスティアの平和を頼んだぞ・・・!!
幻影のヴィンがそう言うと、レイオスが問いかけてきた。
「すまんが、もうひとつ閃光が飛んできたんだがあれは一体何なんだ・・・。」
その言葉にヴィンはこう答えた。
「そ、それは君達がベルフェルトを倒した後で話そう・・。」
「あの幻影、きっと良い人だったころのベルフェルトと関係ありそうね・・。」
「確かに・・。あの光は優しさで満ち溢れているようだ・・。」
「俺も匂いで分かる。あの光の輝きが・・。」
ヴィンとその仲間達の幻影が言うと、ファルスが話しかけてきた
「ちょっと待ってくれ。ヴィンはレイオスと、ジョンはブレアと、ライオンマスクはボルガと、ルーナはリュミーネと合身するんだろ?だったら俺は普通の勇者のままじゃないかと・・。」
その言葉にヴィンはこう答えた
「おっと!君の事を忘れていた・・。ファルスには俺達4人の力で100%になるように力を分けてやろう。」
ヴィンがそう言うとヴィンの仲間達がファルスに力を送りはじめた・・。
「俺達の力、受けとれぇ!!
ヴィン達は半分のパワーをファルスの体内に送った!!
するとファルスの身体からまばゆい光を放ち、ファルスの身体は光の中に消えていった!

その30秒後、ファルスが光の中から出てきた・・。
「えっ!?俺の鎧が金色に!!?いや、それ以前に俺の身体に伝説の四人の勇者の力が流れてくるようだ!!
ファルスは伝説の四人の勇者の力を与えられ、光迅神ファルスへと変貌を遂げた!!

「次はレイオス、私と合身するのだ!
ヴィンがレイオスの目の前まで来て言った。
「わかった!でも合身するにはどうすればいいんだ?
レイオスがそう言うとヴィンはこう答えた
「手を伸ばし、心を一つにするんだ。」
レイオスはヴィンに言われるがまま両手を伸ばし、心を一つにした。
「では、私と合身しよう!
「ちょ・・!!何だこの光!?
レイオスの身体が光に包まれ、ヴィンと合身を果たし、聖光神レイオスへと変貌を遂げた・・。
「これが・・、ヴィンの力か・・。比べ物にならないほどのパワーが流れ込んでくる・・。もう神って言うレベルじゃねぇぞ!
レイオスは究極の勇者となり、ベルフェルトを迎え撃つ体勢に入る!

「おい、そこの獣男、俺と一つになれ!
ライオンマスクがボルガにこう言った・・。
「OKだ!じゃあ早速・・。」
ボルガがそう言うと遠吠えを上げながらライオンマスクの幻影に飛び掛った!!
するとライオンマスクがボルガの動きを見て飛び掛った!!
二人が交差した瞬間!凄まじい野生のオーラを放ち、見る見るうちにその姿を変化させていく!!
「うおおおおおおおおっ!!!
ボルガが雄たけびを上げた瞬間。ボルガは剛力神ボルガへと変貌を遂げた!
「この漲る野生のオーラで、悪を討つ!!
ボルガは漲る野生を解放し、ベルフェルトとの戦いに挑む!!

「君となら気が合いそうだね・・。じゃあ早速合身の準備を始めよう!
ブレアとジョンの合身はほかの人たちとは違う方法であった。
「僕が君を認めるには、かなりきつい試練を受けてもらうね。」
ジョンは炎の玉に変身した・・。
「えっ!ジョン、何処にいるんだい!?
ブレアがそう言うと、何処からともなくジョンの声が聞こえた。
「僕はこの炎の玉だよ。君が炎の玉を飲めば、究極の力を得られるんだけど、しかしそれを飲むと体の中が焼かれるほどの激痛が走るけど、それでも究極の勇者になりたいんだね・・。」
ジョンの言葉にブレアは答えた
「はい、分かりました。この試練、絶対乗り越えてみせる!!
ブレアはそう言うと炎の玉を飲み込んだ。
飲み込んだ瞬間、体の中が焼きつくされるほどの激痛がブレアを襲った!!

「うああああああああああっ!!
ブレアは体中を焼かれるほどの激痛にただ耐えていた・・・。
「ぼ・・・、僕は・・・、絶対負けない!!
ブレアが叫ぶと、炎の激痛が消え、全身が炎に包まれた!!
どうやらジョンがブレアの根性に答えてくれたようだ。

「体が熱い・・。これが伝説の勇者の力なんだね・・。この炎の力で、悪を焼き尽くしてみせる!
ジョンと合身を果たしたブレアは、赤炎神ブレアへと変貌を遂げた!
「さぁ、これが最終決戦だ!ベルフェルト、いくぞっ!!
ブレアの羽から炎がふき出し、ベルフェルトを迎え撃つ!!

「さぁ、早く私と合身いたしましょう。」
「OKよ。お願いねルーナ!
ルーナとリュミーネはあっという間に意気投合し、合身をはじめた!
「あなただけが頼りなのよ・・・。必ずベルフェルトを倒し平和を取り戻すのよ!!
ルーナはリュミーネにこう言うと、リュミーネは水の柱に包まれた!

そして、リュミーネは見事ルーナと合身を果たし、浄光神リュミーネへと変貌を遂げた・・。
「さあかかってらっしゃい!!私の兄の仇!ベルフェルトッ!!
リュミーネの兄の仇を討つため、戦闘態勢に入りベルフェルトを迎え撃つ!!

全員の合身が終わり、全員が最後の戦いに向けて、準備を始めていた。
「これで全員いるな。さぁはじめようぜ!最後の戦いってやつを!!!
ボルガはもう戦いたくてウズウズしているようだ・・。
「この最後の戦いに勝ち、絶対にこの世界を守る!!
レイオスがそう言うと、全員は一気にベルフェルトの前に立った!!
「ほう・・。1000年前の勇者と合身を果たしたか。だが、所詮は俺の敵ではない!!
ベルフェルトがあざ笑った!しかしレイオスたちは言い返した!
「そんなの、やってみなくちゃ分からないだろ!この勝負、俺達が勝つ!!
レイオスがそう言うと、全員は一気にベルフェルトに攻撃を放った!!

究極の勇者となり、最後の決戦に挑むレイオスたち
はたしてこの戦いの行方は・・!?

 

 

 

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