新章第三十八話  なんとなくハンティング

 

レイオスたちは情報収集のため、近くの村に向かった・・・。

「なになに、ここはダークタウンというのか・・。それより酒場を探そう!
レイオスは人が集まりそうな酒場に行くことにした。
「いらっしゃい。」
酒場のマスターにレイオスはこう言った
「あの〜、ダークシュライネは何処にあるんですか?
その言葉にマスターはレイオスにこう答えた
「お前たち!あのダークシュライネに行くつもりかい!?やめときな。そこの周りにいる魔物はとても強く、お前たちの命がいくつあっても足りないぜ。」
酒場のマスターの言葉にレイオスがこう答えた
「それでも行くしかないんだ!俺はこの世界を救うために、ダークシュライネに行きベルフェルトを倒さなければならないんだ!!
レイオスの言葉にマスターがこう言った
「そうか・・、お前は無茶な奴だよ・・。それより何か飲んでいくか?」
マスターがレイオスにこう言った
「わるいが何も飲めない。酒は嫌いなタイプだからな・・。」
レイオス達はそそくさと酒場を後にした・・。
「そうか、何も飲まないのか・・。でも、わるいが、ヘネシーはおいてないんだ・・。」

酒場をでたレイオスたちは疲れたので宿屋に向かった・・。
「宿があったぞ。そこで一泊しよう!
ブレアは一泊できる宿を見つけたようだ。

「どうやらここは旅の宿屋のようだな。疲れたから早く寝るぞ。」
レイオスたちは宿屋の店員に金を泊まり賃を支払い、一泊をすごすことにした。

「ふぅ、久しぶりだな。こうして休むのは。」
「旅の疲れが一気に取れそうだぜ!
「ここはいい宿だね。食事も美味いし部屋もきれいだし最高だね。」
全員が楽しく話をしながら一泊をすごした・・。

「昨日はぐっすり眠れたようですね。では、お気をつけて・・。」
レイオスたちは一晩休んで元気になったところで、ダークタウンを出た。

「これからダークシュライネに行くまで村はなさそうだな・・。」
この辺には村がないので、レイオスたちはこれから歩き続けることになった。
それはこの世界を救うためにも、超えなければならない試練であった。
「しまった!もう食糧が無いぜ!このままだとダークシュライネに到着するまでに飢え死にしてしまう!!
ボルガがあわてた表情でこう言った。
「食糧が無いなら、魔物を狩って肉を食べればいいじゃないか。」
レイオスの思わぬ答えにボルガは賛成した。
「それもそうだな。魔物を狩って肉を食べる。それこそ一番いい答えじゃないか!!さぁはじめようぜ!!
ボルガはレイオスの作戦に納得した。

その夕方、自給自足のための作戦を決行した。
「まずは食べられそうな魔物を倒し、肉を手に入れるぞ!
レイオスとボルガは魔物を狩るべく、ハンティングに出かけた。
「僕は火の呪文が使えるので、火をおこす約です。」
ブレアは火起こし約に任命された。
「私は調理係ですね。魔物の肉を扱うのはちょっと・・・・。」
リュミーネは調理係に任命された。
「よし。これでチームが完成だな。俺は拠点防衛の役割だ。何せ俺はリーダーだからな。あと、ブレアとリュミーネにも防衛係を務めてもらうよ。」
ファルスはリーダーとなり、泊まるためのテントが壊されないように防衛する係だ。

レイオスとボルガは、早速肉になりそうな魔物を見つけた。
「こいつはダークウルフだ。狼だから肉は食えそうだ!さっさと仕留めるぜ!!
ボルガが獲物を見つけると、レイオスも獲物を見つけたようだ。
「こっちにはミドルデーモンがいるぜ!こいつは食えそうかい?
レイオスがボルガにこう言ったが、ボルガの反応はダメだった。
「こいつは食えないな・・。こいつは経験値稼ぎで倒すしかないな。ではハンティング開始だ!!

ボルガとレイオスが攻撃の体勢に入り、2体の魔物を迎え撃つ!!
「喰らえ!真・聖光衝!!
レイオスがパワーアップした光の剣技でミドルデーモンを切り裂いた!
「こっちはOKだ!ボルガ、ダークウルフは片付けたか!?
「片付けたぜ!早く肉を持ってテントに戻るぜ!
レイオスとボルガは、その後4体のダークウルフを狩り、テントに戻っていった。

「今日は狼を5匹狩って来たぜ。」
レイオスとボルガは今日の獲物であるダークウルフを5匹を担いで、テントに戻ってきた
「おおっ、今日は狼の肉を丸焼きにして食おう!
レイオスたちは自分が狩ってきた狼を丸焼きにしてを食べた・・。
「うまい!!だが、調味料があったら味が引き立つのになぁ・・・。」
おいしいものを食べたが、味付けがされていなかったため、生臭い感じだった。
レイオスたちは狼の丸焼きを食べた後、テントに入り夜をすごした・・。

夜が開け、朝になったところで、レイオスたちはまた歩き出した。
「よし、この調子でダークシュライネを目指すぞ!
ダークシュライネに向けて、レイオスたちはただひたすら歩き続けるのだ。
そう、すべてはベルフェルトを倒すために!!

しばらく歩いていると、ファルスが北の方角から大きな魔物が近づいていることを察知した!
「あれは一体何なんだ!?
レイオスたちが北のほうを向くと、大きな魔物が目の前にいた!
「こいつは、火竜の中でも最も凶暴で恐ろしいといわれるアルディーガだ!!
レイオスたちは運悪く火竜に遭遇してしまった!
「グリュオオオオッ!!!
火竜アルディーガは炎を吐きながらおぞましい叫び声を上げ、レイオスたちを威圧する!
しかし、レイオスたちは怯むことなく攻撃の体勢に入った!!

「さぁ行くぞアルディーガ!!まずは俺から行くぜ!喰らえ、真・聖光衝!
レイオスの光の剣技が唸る!!
しかし火竜アルディーガには傷一つ付かなかった!!
「ちくしょう!!俺がもっと強かったらこんな奴・・・!!
レイオスの怒りに答えたのか、剣が光を放った!
「あれ!俺のラグナロクが、違う形になっている!そうか、俺の怒りに答えて進化したんだ!名前は・・・、思いつかないのでラグナロク2ndでどうだ!
レイオスの持っている剣が、ラグナロク2ndへと変貌を遂げた!!

ファルスたちは火竜の攻撃に傷つきながらも、反撃を続けていた・・・。
「受けて見なさい!ハイドロスプラッシュ!!
リュミーネの水の術が、火竜アルディーガに向けて放たれた!
アルディーガに術は命中したが、ぜんぜん効いていないようだ・・。
「次は俺の番だ!!
ファルスが槍を前に突き出し、力の限り相手を突いた!
「喰らえ!光槍槍・居合!剛力神速槍!!
ファルスの改心の一撃がアルディーガに命中し、鱗が2,3枚剥がれた!
「これで弱点は少しだけだが見えた!あの鱗の剥がれた部分を狙うんだ!
ボルガがアルディーガの鱗の剥がれた部分にエネルギー弾を放った!
「行くぜアルディーガ!こいつで終わりにするぜ!喰らえ、獣王弾・圧縮砲!!
圧縮された気のエネルギーが、アルディーガの鱗の剥がれた部分に命中した!!
するとアルディーガの鱗がすべて剥がれ落ちた!!
「レイオス今だ!あの火竜の頭に剣を突き刺すんだ!!
ファルスがレイオスにこう言うと、レイオスはパワーアップした剣に魔力を込め、一気にアルディーガの頭に剣を突き刺した!!
「グルルオオオッ!!
アルディーガは叫び声を上げ、苦しんでいた!!
「俺の雷の術、受けるがいい!喰らえ、サンダーボルト!
ファルスは電撃をレイオスの刺した剣に向けてはなった!するとアルディーガはその電撃により感電してその場に倒れた!
「やった!!俺たちは火竜に勝ったぜ!
レイオスたちは火竜との勝負に勝った。
「奴の鱗は戦利品として回収しておこう。」
レイオスは火竜アルディーガの鱗をすべて回収し、おまけに牙や角も手に入れた。
火竜を倒したレイオスたちは、ダークシュライネに向けて、歩き続けるのであった・・・。

ダークシュライネに向けて歩き続けるレイオスたち。
しかしその道中には凶暴な魔物が潜んでいた・・・。

 

 

 

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