新章第三十七話 魔の大陸上陸!!

 

メルファがレミアポリスへと向かっている道中、全員で話し合いが行われていた・・。

「ベルフェルトの復活は阻止できなかった・・・。」
レイオスががっかりした表情で全員に言った。
「いくら君たちでも阻止するのは無理だったか・・・。こうなればダークシュライネがある魔の島に向かい、ベルフェルトを倒すしかない!!
AチームとBチームの全員が力を合わせ、ベルフェルトと戦うことを決意した!
「お前たちよ、これよりレミアポリスで対策会議を行う!レミアポリスに付いたら会議室に来い!!
アメリアがそう言うと、メルファはレミアポリスに到着した・・。

レミアポリスに到着したレイオスたちとAチームとBチームの全員は会議室に来た。
「皆の者、席に付くがよい・・。」
アメリアがそう言うと、全員が席に着いた。

「いつからか現れたあの大陸にはどうやって上陸するんだろう・・。」
ブレアがそう言うと、Aチームのレッズが答えた。
「あの大陸には上空では行けん。海からならいけるかな・・・、やっぱ無理か。」
レッズの言葉にブレアがこう答えた
「あの大陸に上陸するのは不可能なのか・・・。」
ブレアがそう言った瞬間、何者かが扉を開けて中に入ってきた。

不審者と思い、アメリアが護身用の短刀を持ち、扉の前に立った
「何者だ!!
アメリアが前に出る!!しかし、謎の訪問者がアメリアに話しかけた。
「私はレイオスたちに用がある。武器を収めて話に加えさせてくれ・・。」
アメリアはその言葉に納得したのか、武器を収め自分の席に戻った。

謎の訪問者が全員にこう言った
「皆さん、この事態を知る限り、このフェルスティアはいかに危険で多くの問題を孕んでいるかが見えてきたのも同然です・・。」
その言葉にレイオスが答えた
「お前は一体何者なんだ!!大体見ず知らずのお前がなぜ俺の名前を知っているんだ!!
レイオスの言葉に、謎の訪問者がコートを脱ぎ捨てた・・。
「あなたは!!
「ひょっとすると!?
「1000年前に死んだと思われていた勇者の一人ではないか!
アメリアがその姿を見て愕然となった・・。

「私の名はヴィンだ・・。わざわざ天界からやってきたのだが、ベルフェルトが復活したと聞いてあわててやってきたのだ。」
謎の訪問者の正体はヴィンだった!!それを見たレイオスたちも愕然となった!
「あ、あなたが1000年前に世界を救ったといわれる伝説の勇者、ヴィンなのか!?
「お、俺も実物を見るのは初めてだ・・。」
「あなたが1000年前の勇者だったとわ・・。」
「僕もヴィンの姿を見るのは初めてだ!!
「あ、あなたが伝説のヴィクトリアスの王、ヴィンですか!?
レイオスたちがヴィンにこう言うと、ヴィンはレイオスたちにこう答えた。
「私が正真正銘のヴィクトリアスの第5代目の王、ヴィンだ。確かに私は1000年前にベルフェルトと戦い、その魂を石に封じたのだ・・。私が死んだ後、魂を封じた石を天界にある禁断の間に封じた。しかし私が気付かない間にその石を奪い、禁断の間から持ち去ったのだ・・。あの時私が禁断の間にいれば、復活は避けられたかもしれない!!
ヴィンがレイオスたちにこう言うと、レイオスがヴィンにこう答えた
「俺たちがやるしかないんだ!ベルフェルトを倒してこの世界を救うために!!
レイオスの決意の声にヴィンは答えた・・。
「たしかに、君の熱意はわかる・・。だが君たちを私の力で魔の大陸まで運んでやるわけにはいかない!まだ君たちを本当の勇者として認めてはいないのだからね・・・。」
ヴィンの言葉にレイオスが答えた
「どうすれば認めてくれるのですか!!
その言葉にヴィンはこう言った
「認めてくれる方法か・・。回復魔法をくれないか?それはね、いま肩こりがひどくて困っているんだ・・。」
ヴィンの要求をのむことにしたレイオスたちは、回復呪文が使えるリュミーネとファルスく呼んだ。
「じゃあ、早速ヴィンに回復呪文をかけてくれ。」
レイオスがそう言うと、リュミーネとファルスはヴィンに回復呪文を唱えた。

「エクスヒーリング!
「キュアライト!!
二人が回復の術を唱えると、ヴィンの周りに暖かい光が覆い、ヴィンの傷が回復した。
「おおっ、俺の肩こりが治っている!!ありがとう!君たちを勇者と認めよう!
ヴィンは肩こりが治り、レイオスたちを認めてくれたようだ・・・。

「本当に俺たちを魔の大陸に運んでくれるんだな?
レイオスの言葉にヴィンはこう答えた
「分かった。今から君たちを魔の大陸にワープさせましょう!
ヴィンは魔力を練りこむと、レイオスたちに向けて術を放った!
「このメンバーを、魔の大陸へ!トラベ!!
レイオスたちはヴィンの魔法により、魔の大陸にワープした!!
レイオスたちが間の大陸に行った後、アメリアが心配そうにこう言った
「5人の勇者よ、必ずやこのフェルスティアをお救いくださいまし・・・。」

レイオスたちが魔の大陸に向かった後、ヴィンは腕時計をみて焦りだした!
「おっと!!もうこんな時間か・・。俺はもう天界に帰らなければならない!それでは失礼する!!
ヴィンは天界へと帰っていった・・・。

一方ダークシュライネに到着したベルフェルトは、フィデールとともにダークシュライネの門の前にいた。
「なぁなぁ、ベルフェルト様!!俺はもう自由の身なんですか!!
フィデールの言葉にベルフェルトは小さな石を呼び出した。
「そっ!それはまさか!?ひょっとして俺をこの石のひび割れにつなぎ止めるって言う魂胆だろ!!
フィデールがそう言った瞬間、ベルフェルトはフィデールの体に手をかけた!!
「やめてくれ!こんな状態で一生を終えたくないんだ!!やめてくれぇ〜!!

ガチンッ!

ベルフェルトが石のひび割れにフィデールの体をつなぎとめた・・。
「お前はこの状態がお似合いだな・・。」
ベルフェルトは動けないフィデールを侮辱し、ダークシュライネの中に入っていった。

「さて、魔将軍を復活させるとするか・・。」
ベルフェルトは口から3体の魔将軍の魂を吐き出した!
吐き出された魂は、瞬く間に石と化した。
「私の魔力でお前たちをこの世界に呼び戻してやろう!!カアァーッ!!
ベルフェルトが3つの石に闇の魔力を念じた・・。
すると見る見るうちに石が体を形成していく!
「1000年前の魔将軍よ、今ここによみがえれ!!
ベルフェルトが闇の力を解放し、今までに無いほどの闇の力が石に注ぎ込まれ、3つの石の魔将軍の力を増幅させた!!
「ハァッ!!
ベルフェルトが一気に力を込めた瞬間、石に封印されていた魔将軍が復活した!!
「おおっ!!魔将軍よ、1000年前より強くなった力でこの世界を滅ぼしてしまえ!その前にお前たちの自己紹介を聞いていなかったな。」
ベルフェルトがそう言うと、封印をとかれた魔将軍がベルフェルトにこう言った
「俺の名は超魔将軍ギガボルテイルだ!!俺に触れると感電死。じゃなくて黒焦げになるぜ!!
「私の名は超魔将軍メルフェレウスよ。ってなんで私女になってる訳!!
メルフェレウスがベルフェルトにこう言った
「しまったしまった・・・。魔力を込める最でミスがあった。男から女になってしまった!!
なんと、ベルフェルトの些細なミスにより、ベリアルは女になってしまったのだ!!
「私の名は超魔将軍クラウディーヌよ!この大陸を死の雲で覆ってやるわ!!
こうして超魔将軍の自己紹介が終わった・・。

「ん?この島に侵入者が入ったようだが、まだ近くには来ていないようだ・・・。」
ベルフェルトは安心した表情でこう言った。
超魔将軍達は退屈なのか、全員トランプで遊んでいた。

一方レイオスたちは魔の大陸に上陸した!
「ここが魔の大陸か・・。ここにベルフェルトがいるんだな!みんな、ダークシュライネを目指そう!!
レイオスがそう言うと、全員がダークシュライネに向けて、歩き始めた・・。

進んでいると小さな村があったので、そこで一休みすることにした。
「ハルマゲルを倒してから休んでないな・・。この村で一休みするか。」
レイオスは宿で一泊するために、村へと足を運んだ。

魔の大陸に上陸したレイオスは、ダークシュライネに向けて、一歩一歩進んでいる!
はたして、ベルフェルトを倒し平和を取り戻すことが出来るのか!?

 

 

 

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