新章第三十四話 究極蟲光臨!

 

「グオオオッ!完全体となった私に勝てるかな!?

ハルマゲルが不敵な笑みを浮かべながらこう言った
「こんなのやってみないと分からないだろ!!これでも喰らえ、聖光波!!
レイオスが光の波動を放ち、ハルマゲルを攻撃した!
しかしレイオスの光の波動は完全究極体と化したハルマゲルには効かなかった!

「そんな、俺の聖光波が効かないなんて!!
レイオスがそう言うと、すかさずハルマゲルが反撃の攻撃を仕掛けた!
「これでも喰らって地獄に送ってやる!シルバーハリケーン!!
ハルマゲルが羽ばたくと、銀色の嵐がレイオスたちを襲った!
「うわぁっ!!何だこの銀色の嵐は!リュミーネ、はやくバリア呪文を!!
ファルスがリュミーネにそう言うと、リュミーネがバリア呪文を唱えた!
「防ぎきってみせる!バリア・ウォール!
リュミーネが呪文を唱えると、レイオスたちの周りに防御のバリアをはり、銀色の嵐を何とか防ぎきった!

「やった。嵐が通り過ぎたぜ!さぁ反撃開始だ!!
ボルガがそう言うとハルマゲルに攻撃を仕掛けた!
「受けてみろ、獣王波導!
ボルガの手のひらから獣のエネルギーを放ち、ハルマゲルを攻撃する!
「わしにこんな攻撃が効くと思うか!!
ハルマゲルが不敵な笑みを浮かべ、ボルガの攻撃を右の手のひら一つで防御していた!
「これならどうだ!
ボルガがさらにエネルギーを放出し、ハルマゲルに攻撃を続ける!
「効かぬと言っておる・・・っ!何ぃっ!!
ボルガの獣の波導が、ハルマゲルの防御している右手に大きなダメージを負った!
「さぁ、かかってきやがれ!究極完全体のハルマゲル!!お前を討つ!
ボルガがそう言いながらハルマゲルに突っ込んでいった!
しかし傷を負っていない左手がボルガに向けられた!
「右手がダメなら左手で相手をしててやる!これでも喰らえ!メギドグランツ!
ハルマゲルの左手から死のオーラを放ち、ボルガを吹き飛ばした!
「があぁっ!!
ボルガは死のオーラによって致命傷を負った!

「ボルガが大きなダメージを受けたか・・。がんばったな、次は俺が相手だ!
ファルスがハルマゲルに攻撃を仕掛けるべく、ハルマゲルにむかって走っていった!

「ほう、こんな優男が俺の相手か・・、笑わせるなぁ!
ハルマゲルがファルスを見て挑発した。
「悪いが俺は優男ではないのでな・・。4人の戦士たちのリーダーである俺を甘く見てると容赦はしないぜ!
ファルスがそう言うと大きく空中に飛び上がった!
「俺から行くぜ!出でよ、もう一人の俺!!
ファルスはそう言うと召喚獣でもありもう一人の自分でもある「漆黒のファルス」を呼び出した!しかし空中で召喚したために、召喚獣が地面に激突した!
「しまった!!
「いててて・・・、おい!光の姿、空中じゃなくて地面に立って召喚しろ!!
漆黒のファルスが地面にぶつかり、ファルスにこう言った
「すまないすまない・・。召喚した獣にの名前に俺の名前が入るのはいやだな・・。じゃあ「闇の姿」と呼ばせてもらうぞ!
その言葉にファルスの闇の姿はこう言った
「わかったぜ。じゃあお前のことを「光の姿」と呼ばせてもらう。これでよいな!
ファルスの闇の姿がファルスにこう言うと、すぐさまファルスは作戦を考えていた・・。

「俺とお前でハルマゲルに攻撃を仕掛ける!お前が前に出て奴をかく乱し、無防備な後から俺が光の一撃を食らわせるぜ!これは一度きりのチャンスだ!失敗は許されない!!
ファルスが早速作戦を開始した!

ファルスの闇の姿がハルマゲルの前に現れた!
「これでも喰らえ、ウィップドレイン!!
ハルマゲルが大きな触手の鞭をファルスの闇の姿に向けてはなった!
「こんなもの、こうしてくれる!ダーククロー!!
ファルスの闇の姿が闇の爪で触手の鞭を切り裂いた!
「わしの触手の鞭が破られるとは・・・。」
ハルマゲルがそう言った瞬間、ファルスが背後から猛攻撃を仕掛ける!
「受けてみろ、光迅槍・二槍流・光闇双獄!
ファルスが光と闇の槍を持ち、交差しながらハルマゲルを切り裂いた!!
「なにぃ!!後から攻撃だと・・・!まさかあの召喚獣はただの囮だったのか!!
ハルマゲルがそう言うと、ファルスは静かにこう答えた。
「そうだ。あれは俺の闇の姿だ。俺はお前の背後から攻撃のチャンスを窺っていたのさ・・・。」

ファルスの言葉にハルマゲルが反撃を仕掛けてきた!!
「許さんぞ!!お前のエナジーをすべて搾り取ってやる!!テラドレイン!
ハルマゲルが口からストローのようなものを出し、ファルスに向かってきた!
「やべぇ、戻れ!「闇の姿」!!
ファルスは走りながらファルスの闇の姿を戻し、追いかけてくるハルマゲルからただ逃げていた!!
「フフフ・・、いつまで逃げ切れるかな?
ハルマゲルの口のストローがさらに長くなり、ファルスを襲う!!
「早くしないとミイラになってしまう!!レイオス、早く助けてくれ!
その言葉にレイオスが動いた。
レイオスはすかさずハルマゲルの口から伸びているストローを二本の剣で切り落とした!
「グオオオッ!エナジーを吸い取り損ねたか!
「助かったぜレイオス、リュミーネとブレアの召喚獣で何とかこいつを弱らせよう!
ファルスがそう言うと、ブレアとリュミーネが戦闘に参加した!
「召喚の準備はいい!二人の召喚魔法でハルマゲルを弱らせましょう!!
ブレアとリュミーネが召喚魔法を唱え、召喚獣を呼び出した!
「カッパッパーッ!!
「ブルオオッ!!
フレイガとカッパードラゴンが雄たけびを上げた!!
「行けっ!ハルマゲルを出来るだけ弱らせるんだ!
ブレアとリュミーネが力を合わせ、召喚獣に命令を出した!!!

すさまじい力をもつハルマゲルを相手に、5人の勇者が立ち向かう!!
ブレアとリュミーネの召喚獣が勝敗の鍵となるのか!!

 

 

 

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