新章第十九話 決戦 レイオスVSファルス!

 

レイオスたちはファルスに総攻撃を仕掛けようとしたとき、ファルスがこう言った
「俺が決着をつけたいのはレイオスだけだ!!ほかの者は来るなぁ!
ファルスの言葉に、レイオス以外の仲間たちは後ろに下がった・・。

ファルスはレイオスを呼び出した。
「ほう、あの危険なワームロードを通り抜けてここまでやってきたのは褒めてやろう。だが、俺はお前を倒すためだけに生きているのだからな!
ファルスの言葉にレイオスはこう言った
「なぜなんだ、俺に何の恨みがあるんだ!?
レイオスがそう問いかけると、ファルスが言った
「俺はお前にされたことを今でもう恨んでいる!!たしか幼稚園のころお前とクラスが一緒だったな、昼の休み時間、俺が寝ている間にスー○ーゼ○スのシールを俺の筆箱に張りやがって!!おれはあの時レイオスにいつか復讐してやると思ったんだよぉっ!!
ファルスの言葉にレイオスは言葉を返した
「俺はやってないんだ信じてくれよ!!
レイオスが言うと、ファルスも言葉を返した。
「ではお前に聞く、お前がやってはいないという証拠が何処にあるというんだ!
ファルスがの言葉にレイオスは反論した。
「僕は確かに子供のころ、スー○ーゼ○スのシールはほしかったが、そんな悪事は絶対にしたが無いんだ!!
レイオスがそう言うとファルスがこう言った
「そうだったか、もう子供のころの話はやめよう、そして現在、最も許せないことがおきた!それはお前が何の努力もなしに勇者の権利を与えられたからだ!!なぜならば力の無かったお前はリビングアーマーにやられていたんだからな、その時活躍したのは俺だけだ。お前はぜんぜん役に立っていなかったんだ!そしてお前は、アメリアから俺と同等の勇者の権利を得た、それが憎まずにいられるかぁっ!!
レイオスがファルスに言い返した
「確かにお前のおかげで勇者になれたことは感謝している、だが、俺もお前と一緒に旅をしてきたじゃないか。ぼくも役に立つことをしている!!
レイオスの言葉にファルスは怒りを感じた・・。
「お前がいたせいで俺がお前の百倍以上の苦しみを受けた!お前が、お前がいたせいで!!
そう言うとファルスがレイオスに攻撃を仕掛けた!
「喰らえ、ダークフレア!!
ファルスの闇の炎が、レイオスを焦がす!!
レイオスは炎の中に消え、姿が見えなくなった・・。

「レイオスーーーッ!!
仲間たちが叫び、レイオスの元に駆け寄った。
仲間の声に支えられ、レイオスは立ち上がった。
「すまん、俺のせいでファルスにつらい目に合わせたのは本当にすまない!しかし、俺はもう一度お前と旅がしたいんだ!
レイオスの言葉にファルスは言葉を返した
「甘いな、お前がどう言ったっておれはお前の元には戻らん!!レイオスよ忘れたのか、これは戦いだということを!!
ファルスの言葉にレイオスはこう言った
「おれはお前に何をされようがお前を力ずくで連れ戻す!!ファルス!俺がお前を元のファルスに戻してやる!!
レイオスの言葉にファルスはこう答えた
「ならば腕ずくで連れ戻して見せろ!!どちらが要らない奴かはっきりさせてやる!!波導の闇黒術!闇覇皇降臨!!
ファルスが巨大な闇の魔物を召喚し、レイオスたちを襲ってきた!

「ここは私が相手よ、出でよ、ライトバルタス!!
リュミーネが光の魔物を呼び出すと、ファルスの召喚獣に向かっていった。
「僕も相手だ、出でよ、フレイムガルフ!!
ブレアも炎の魔物を召喚し、ファルスの召喚獣に向かっていった。
「ほう、召喚獣か、そんなもの、この波導の闇黒術の前には無力だ!!
ファルスはそう言うと、召喚獣が口を開け光線を発射した!!
ブレアとリュミーネの召喚獣は一瞬のうちに消え去り、二人は傷つき倒れた。

「よくも二人を!!俺はもう怒ったぞ、喰らえ、獣王弾・バースト!!
ボルガのエネルギー弾がだんだん大きくなり、ファルスの召喚獣を攻撃した!!
「グググ・・・!これほどの傷を与えるとは、許さん!!
ファルスがそう言った瞬間、ファルスの召喚獣の爪がボルガを引き裂いた!!
「ぐわぁっ!!
ボルガはその場に倒れた。

「邪魔者の始末は終わった、あとはレイオス、お前だ!!
ファルスの言葉にレイオスはこう言った
「よくも俺の仲間を・・・、許さないぞファルス!!
その言葉にファルスはこう言った。
「ならばこれでお前を葬ってやる!!跡形も無く消えてなくなれぇっ!!
ファルスの召喚獣がレイオスに向けて闇の波動砲を放とうとしている!しかし、レイオスは一瞬のスキをつき、ファルスの召喚獣のあごを蹴り、波動砲の照準をずらした!
「な、なにぃ!なぜお前が俺の前に!!
いつの間にかレイオスはファルスの前に来ていた。
「お前、俺の仲間を傷つけたな、ボルガも、ブレアも、リュミーネも、同じ仲間だったのじゃなかったのかよ!!そんなお前が、どうして仲間たちを平気で傷つけられんだ!!
レイオスの言葉にファルスはこう言い返した!!
「うるせぇんだよぉっ!!
ファルスはレイオスを投げ飛ばした。すると待ち受けていたのは波動砲を発射しようとしているファルスの召喚獣の姿であった!!
「しっ、しま・・!!
ファルスの召喚獣が闇の波動砲を発射した!しかしレイオスは投げ飛ばされていたので身動きが取れない!!闇の波動砲はレイオスに直撃した!

闇の波動砲を受けたレイオスは、全身が黒くなって倒れた。
まるで黒焦げになったように真っ黒になっていた。

レイオスの無残な姿を見てファルスはこう言った
「ハハハ、俺はレイオスに勝ったぞ!!恨み続けたレイオスもその仲間たちも俺の闇の力でぶち壊したんだ!!おれの憎悪と恨みが交じり合い強力になった闇の力でな!!
ファルスがあざ笑う中、時間の神、ディアスが現れた。
「やめるのだファルス、レイオスを殺してはならぬ!
ディアスの言葉にファルスはこう言ってディアスに剣を向けた!
「お前もレイオスと同じ目に遭いたいみたいだな、喰らえ、波導の闇黒術!!混沌闇黒炎!
ファルスの手から放たれた闇の黒き炎が、ディアスに襲い掛かってきた!
「グギュグバァッ!!
ディアスが咆哮を上げた瞬間、少しの間時間が止まった。
「レイオスの仲間よ、今こそ立ち上がりレイオスを守ってやるのじゃ!私の最後の力でお前たちを回復させてやろう。」
ディアスの力が仲間たちの体に注ぎ込まれ、仲間たちは元気を取り戻した。
「では、私は行くぞ・・・。さらばだ、レイオス・・。」
ディアスはそう言うと、ファルスとの戦いに戻っていった・・。

「今度こそ止めをさしてやる!波導の闇黒術、混沌闇黒炎!
ファルスが倒れている仲間に攻撃を仕掛ける!!しかしディアスが前に立ち仲間たちを庇った!!
「ガハァッ!!時間の神である私に、何てことを・・・。」
ファルスは時間の神、ディアスを葬り去った

「さて、レイオスも仲間たちも倒したことだし、次はエルジェを襲撃する!!
ファルスが進もうとした瞬間、2体の魔物が道をふさいだ!
「ここから先は通さん!ここは俺たちが時間を稼ぎレイオスたちの活路を開く!!
なんとその2体は暗黒将軍のガルデクスとウェルガスだった!
「お、お前は確かレイオスたちに倒されたはずだが、まぁいい、お前たちも一緒に来い、エルジェを制圧するぞ。」
その言葉にガルデクスとウェルガスがファルスに向かってこう言った
「誰に命令してやがるんだ、この野朗!!ファルス!いくぞっ!!!
ガルデクスとウェルガスがかつての主であったファルスに牙を向けた!!

ファルスの猛攻により、レイオスたちはピンチに立たされた。
突如現れたウェルガスとガルデクスは、レイオスたちの窮地を救うことが出来るのか!?

 

 

 

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