新章第十八話 空間のはざま突入!
レイオスたちは空間のはざまに突入し、ファルスのいる最深部へと急いでいた。
「ファルス、お前を連れ戻しに来たぞ!!」
レイオスはそう言いながら、空間のはざまを走っていった・・。
進んでいると、先に進む道に３体の魔物が道をふさいでいた!
「ここは通さん!!空間の神の生け贄となれぃ!!」
そう言うと魔物たちがレイオスたちに襲ってきた!!
「あれは動く大仏だ!パンチの一撃は強力だから気をつけて!!」
ブレアは全員にアドバイスを送ると、全員は一気に攻撃の態勢に入る!!
「俺の一撃を喰らえ!３ウェイ獣王弾!」
ボルガは手のひらからエネルギー弾を発射し、３体の動く大仏を攻撃する!
ダメージを受けた動く大仏は倒れてしまい、もがいていた・・。
「よし、そのスキに先を急ぐぞ。」
「待てぇ〜!」
動く大仏は追いかけようとしたが、重い体のせいで動けずにもがいていた。
レイオスたちはそのスキにその先に進んでいった・・。
先を進んでいった先に、空間の神であるオパルドが待ち受けていた!!
「ガギャギャァッ!!」
突如大きな咆哮を上げ、レイオスたちに襲い掛かってきた!!
「一体何なんだよ!なぜ俺たちを襲ってくるんだ!!」
レイオスは何が起こったかわからない表情でこう言った。するとオパルドはこう言葉を返した。
「ファルス様がお前を倒すようにと命令されているのだ!!お前をファルス様の所には行かせん!!」
その言葉にレイオスは怒りの表情でこう言った
「ならば力ずくで分からせてやる!受けてみろ、ライジングスラッシュ!!」
レイオスの剣技が、オパルドを切り裂いた!
「小僧、なかなかやるな。だが、私の攻撃で朽ち果てるが良い!亜空切断!」
オパルドは空間を切り裂いた!空間のかけらが飛び散りレイオスたちを襲う!!
「うわぁっ!!」
レイオスたちはダメージを受けたがあ、全員はまだ元気いっぱいだ。
「反撃開始だ!僕から行くぞ、波導の術、炎熱波!」
ブレアは炎の波を呼び寄せ、オパルドを攻撃する。
しかしオパルドは空間自体を切り裂き、炎を無効化した。
「そんな!?僕の術がきかないなんて!?」
ブレアがそう言った瞬間、オパルドはブレアの周りの空間を切り裂いた!!
「お前の周りの空間を切り裂いてくれるわ!!」
ブレアは空間に閉じ込められ、身動きが取れなくなった!!
「まずは一人・・・。」
オパルドがそう言うと、次の標的を指差した。
「次のターゲットは、獣のような外観をしているお前だ!!」
オパルドはターゲットをボルガに絞った。
「狙われたならやってやる!獣王弾!」
ボルガの手からエネルギー弾が放たれた!しかし、オパルドが空間を切り裂こうとしている!!
「これならどうだ!!」
ボルガが腕を動かすと、エネルギー弾が腕を動かした方へと動いた!
「その技ならお前にダメージを与えられるぜ!!」
そう言うとボルガはオパルドの頭上に向けてエネルギー弾を操り、攻撃を仕掛ける!
「お前の弱点は頭、そして後ろ側だ!!」
ボルガがそう言うと２発目のエネルギー弾を放った!
「喰らえっ!!」
ボルガの手のひらから放たれたエネルギー弾がオパルドの頭上、そして後ろ側に波状攻撃を仕掛ける!!
「これで終わりだぁっ!!」
エネルギー弾はオパルドの頭上と後ろ側で爆発した!!
「グワァッ!!」
オパルドは大きなダメージを受け、怯んだ。
「今だっ!真・剛力弾!」
ボルガの手のひらから大くて強力なエネルギー弾を放ち、オパルドに追撃を仕掛ける!!
「グハァッ!」
オパルドにダメージを与えた。
そして今のうちに仲間たちが一斉攻撃を仕掛けた!!
「喰らえ!ライジングスパーク!!」
「受けてみなさい!ホーリーライト!」
「受けてみろ!ロックブレイカー!」
レイオスたちの一斉攻撃で、オパルドは地面に倒れた!
「くそっ!!こんなガキどもにこの私が・・・、無念!!」
オパルドが倒されたことにより、ブレアは身動きが取れるようになった。
そしてレイオスがオパルドの無くした真珠を型にはめた。
「おおっ、お前が今私にはめた真珠は、私の意志だ。それをなくしてから私は理性が消し飛び、悪の勢力に手を貸していたのだ、ファルスには本当にすまないことをしてしまった・・・。」
オパルドの言葉にレイオスはこう答えた。
「おれはファルスを元の優しいファルスに戻すために、ここに来たんだ!空間の神様よ、俺たちに力を貸してくれ!!」
レイオスの言葉にオパルドはこう言った
「よかろう、私の力、お前たちにやろう!!」
オパルドはレイオスたちにパワーを注ぎ込んだ!
「これでお前たちは、ファルスと互角に戦えるようになった。さぁ、その先に行け!４人の勇者たちよ、ファルスを元の姿に戻し、世界の破滅を救ってくれ!!」
そう言い残し、オパルドは静かに消えていった・・・。
「オパルド、俺は絶対にファルスを助け出してみせる!」
「俺の鍛えた力でファルスの悪のオーラを吹き飛ばしてやるぜ!」
「ありがとうオパルド、これでファルスを、そして世界のみんなを守って見せるわ!」
「僕だってやるときはやるんだ!!」
全員は沸きあがる力を感じ、ファルスの待つ最深部へと向かうのであった・・。
一方ファルスは怒りに燃えていた
「ガルデクス、ウェルガス、そして空間の神までもがレイオスたちに倒された!こうなれば私がレイオスたちを倒しに行く!!」
ファルスが歩こうとしたとき、レイオスたちが現れた!!
「ほう、お前が来てくれてうれしいぜ。わざわざ俺に殺されに来たんだな!!」
ファルスがレイオスたちを威圧した。
「ファルス、お前を連れ戻しに来た!俺たち５人で生きて帰るんだ!!」
レイオスの言葉にファルスはこう答えた
「５人で生きてかえるだと?甘いな、俺はもう昔のファルスには戻らない!!」
ファルスの言葉にレイオスはこう言った
「どうしてだ、答えろ!」
レイオスの言葉にファルスは
「ただ、俺は闇の力に魅入られたんだからだ!!聖なる力などもう俺には不必要だ!これからは世界を滅亡へと導く暗黒の戦士として生きることを決意したんだ!!」
その言葉にレイオスは怒りの表情を浮かべた!
「お前に何を言ってもムダだな。ならば戦うしかないんだな。」
「望むところだレイオス!!どちらがこの世界に不必要な奴かはっきりさせてやる!!」
ファルスはレイオスたちに牙を向け、襲い掛かってきた!
「みんな、本気の力で行くぞ!!」
レイオスは仲間たちにこう言うと、ファルスに突っ込んでいった!
「ファルス!行くぞっ!!」
空間の狭間で、レイオスとファルスの戦いが始まろうとしていた・・・。