新章第三話 剛力のボルガ登場!
勇気の証を手に入れたレイオスたちは、皇帝の間に来た。
「勇気の証を持ってきたぜ!」
レイオスは皇帝アメリアにこう言うと、勇気の証を差し出した。
「ほう、よくやったな。ではこっちに来たまえ。おぬしの隠された力を引き出してやろう。」
レイオスはアメリアの前に来た。するとアメリアはレイオスの頭に手をかざした・・・・。
「今からおぬしの体に私のエネルギーを与えてやろう。少し待っておれ。」
レイオスは、何か力が沸き起こるのを感じた!
「こ、これは!?俺の力が、今までとはまるで違う!ありがとうよ!」
レイオスは今までとは違う自分の力に驚いていた。
「さぁ、いそげレイオス、ファルスよ。今この世界では海に隕石が落ち、時空の歪みが発生し、魔物たちがこの世界に攻めてきたのじゃ。私はファルスのほか3人の勇者を世界各地に配置し、世界の様子を見ておる。おぬしたちにも世界の様子を見てきてほしい。やってくれるな。」
アメリアがレイオスたちにそう言った。するとレイオスが言った
「はい、やります。俺たちがやらなきゃいけないんだ!」
レイオスの言葉にアメリアは
「おお、力のこもった声じゃ。では、旅に出る前におぬしたちの旅に必要な装備を整えてやろう。」
アメリアはそう言うと、魔法で宝箱を呼び出した!
「すまない。4人の勇者に装備を与えたのでほとんど残ってないのじゃ。さぁ、受け取りなさい。」
レイオスは宝箱を開けた!すると鉄の槍と鉄の盾と鎧を手に入れた!
「おおっ!これはいい装備だ!ありがたく受け取るよ!」
「必ず生きてわらわの下に帰ってくるのじゃぞ!」
アメリアはそう言うと、レイオスたちはレミアポリスの城を出た・・・・
レイオスたちは草原を歩いていた。
「これからどうする?」
レイオスがファルスにこう問いかけた
「俺だって分からないんだ。この先仲間を見つけて世界の状況を見てくれって頼まれたんだから!」
ファルスがレイオスにこう言った。すると草むらから一人の若者が現れた!
「お前が勇者だと!そんなことがありえるか!俺とタイマンで勝負しろ!」
草むらから獣のような若者が飛び出してきた!
「おお!剛力のボルガじゃないか!久しぶりだな。こいつはレイオスっていうんだ。」
ファルスの言葉にボルガはこう言った
「ほう、レイオスというのか、お前。俺の名はボルガだ。アメリア様から世界の状況を見るように派遣された4人の勇者の一人だ!俺はお前をまだ本当の勇者とは認めない!おれと勝負して勇者の力を見せてみろ!!」
ボルガはそう言うと、レイオスとの一対一の勝負を仕掛けてきた!!
ボルガがレイオスに向けて波導の弾を放った!
「喰らえ!剛力弾!!」
波導の弾がレイオスを襲う!
「ぐわぁ!!」
レイオスはボルガの攻撃を受け、吹き飛ばされた!
「おいおい、もう終わりか!そんなんじゃ勇者失格だな!」
ボルガの言葉にレイオスはこう言い返した!
「俺は勇者なんだ!」
そう言うとレイオスの体から凄まじいオーラを発した
「なんだこのオーラは!だが所詮俺の敵ではない!!」
ボルガが驚いた表情でそう言った
「受けてみろ!波導の術!翔炎波!」
レイオスの手から炎の波動が迸る!
「強い!強い力だ!だが、俺の気のオーラでお前の炎を打ち破る!!剛防壁!」
二つの力がぶつかり合う!二人は互いに力を込める!
「いっけぇええ!!」「うおおおぉぉっ!!」
接戦の果てに、二人の術が相殺された!
気がつくと二人は草むらに倒れていた
「お前よぉ、やっぱ勇者だな。俺が認める!お前の強さに俺は負けたぜ!」
「そんなことないぜ!お前だってなかなかの強さだったぜ!」
レイオスとボルガがそう言った
「俺をお前らの旅のお供になるぜ!お前ほどの強い勇者がいれば安心だ!」
剛力のボルガが仲間になった!
「そういえばあと2人の勇者は何処にいるんだ。教えてくれないか?」
ファルスがボルガにこう言った
「のこり2人の名前はブレアとリュミーネだ。今までこいつらと同行していたが、それぞれの役割のためにバラバラになってしまったがな。」
ボルガがそう言った
「ありがとう。その二人を探し、何とか仲間になるように言ってみるよ。」
ファルスがボルガにそう言った。
「何だあれは!」
レイオスがそう言うと、仲間たちがレイオスのほうを向いてみると・・・・!時空の歪みだった!
「うわああああぁぁっ!!」
レイオスたちは時空の歪みに引きずり込まれた!
「ここは一体何処なんだ・・・・。」
レイオスたちは辺りを見回した。
「おいおい、どうなってんだよ!」
ボルガは変わった世界に困惑していた
「あ!そこに村があるぜ!そこで情報収集だ!」
とりあえず近くに村を発見したレイオスたちは、さっそく情報収集に向かうのであった。