新章第二話 試練の塔!最上階を目指せ!

 

レイオスは港街のドックルタウンに到着したが、港町はやけに静かだった。
やはりあの隕石落下事件の影響で安全のため非難しているのであろうか?

レイオスは街を歩いてみたが、人影は無かった・・・
「ネズミ一匹いねぇな、ここは。人も歩いてもいない。一体何があったんだ?
レイオスはこう言うと、窓の外からおじいさんが話しかけてきた。

「おまえさん、今は外にいては危ない!中へ入ってくれ。」
レイオスは逃げようとした、しかしおじいさんにつかまり、家の中に入れられてしまった。
「ちょっと待て!!ちょ・・・・」
おじいさんがレイオスを中に入れた後、ドアの鍵を閉めた。

「くそ・・・・・こんな部屋の中に入れやがって。」
レイオスは愚痴をもらしながら、脱出する方法を考えていた・・・・・・。
「よし、あの窓から屋根に飛び移れば何とか外に出れそうだ!
レイオスはそう言うと、窓の外から屋根に飛び移った!!

「大成功だ!何とか上手くいった。」
レイオスは屋根の上に着地し、ようやくおじいさんの家から脱出した。
「さて、次はどうしようか・・・」
レイオスは船着場に向かったが、船はあったがあえて筏に乗ることにした。
「ふぅ、こんなボロいいかだでレミアポリスに向かうとは思ってもいなかったぜ・・・。」
レイオスはそう言うと、レミアポリスのある中央大陸に向けて漕ぎ始めた・・・・。

レイオスはようやくレミアポリス周辺にたどり着いた。
「ふぅ、海のほうは魔物が出なくてよかったぜ。」
レイオスはそう言うと、レミアポリスの城へ向かっていった・・・・。

歩いてやく30分ほどでレミアポリスの城に到着した。
「すみません。私はルドリーからきたレイオスというものです。」
そう言うとレイオスは長老からの手紙を見せた。
「お前は、長老に選ばれた人だな。通ってよし!お前を今から皇帝に会わせてやろう」
レイオスは兵士に連れられ、皇帝の間へと到着した。

「アメリア様、こいつがルドリーの長老に選ばれたお方だ。」
兵士の言葉にアメリアはこう言った
「そのお方は魔力のかけらも感じぬ。私の出す命令をクリアすれば、おぬしの隠された力を引き出してやろう。今すぐに城の右側にある試練の塔の最上階に行き、勇気の証である元気のお守りを取ってまいれ!それでは頼んだぞ。」
レイオスはアメリアにこう言った
「必ずや勇気の証をゲットして、ここに戻ってくるぜ!
そう言うとレイオスは、城の右側にある試練の塔に向かった。

「ここが試練の塔か・・・。」
レイオスはそう言うと試練の塔の中に入った。
試練の塔を進んでいると、ゴブリンが現れた!
レイオスはゴブリンよりも先に斬り付けた!
「ギャァッ!!
ゴブリンをやっつけたレイオスは、先を進もうとしたが、魔物に阻まれてしまった。
「ヤバイ!これは俺でも倒せん!
レイオスが諦めかけたその時!!
ズシャッ!!
「ギエエエエッ!!
ゴブリンの集団が一瞬のうちに倒れた。
「大丈夫か?俺の名はファルスだ、お前は?
ファルスがこう言うとレイオスは言った
「俺はルドリーから来たレイオスだ、お前も勇気の証を取りに試練の塔にきたのか?
その言葉にファルスは
「そうだ。お前と目的が同じだな。」
ファルスの言葉にレイオスは
「じゃあ俺の仲間になってくれるか?
レイオスはファルスに仲間になるように交渉した。
「OKだ。お互い勇者になれるようにがんばろうな!
戦士のファルスが仲間になった。

レイオスたちは最上階の目前まで来た
「ふぅ、これで最上階だな。さぁ扉をあけるぞ!
レイオスは扉をあけようとした・・・・、しかし!!

ばんッ!!

大きな鎧の魔物がいきなりレイオスたちに襲い掛かってきた!!
「我、勇者の証を守るもの、決して敗れはせぬ!!
リビングアーマーとの勝負が始まった!

「喰らえ!スマッシュ!!
レイオスはリビングアーマーに剣の腹の部分で思い切りたたきつけた!
しかし、レイオスの攻撃は、リビングアーマーには効いていなかった。
「次は俺の番だ!フラッシュソード!!
ファルスは光を纏った剣でリビングアーマーに攻撃した!するとリビングアーマーの両腕が取れた。
「な、なぜだあっ!!
リビングアーマーが叫んだ瞬間、リビングアーマーはばらばらになった!

「やったぜ!
レイオスたちが勝利の雄たけびを上げた。
「それより勇気の証をとりに行こう!
ファルスがそう言うと、早速勇気の証が収められている台座に向かうのであった。

「おおっ、これが勇気の証だ!俺たち二人で勝ち取ったんだな。」
レイオスの言葉にファルスは
「そうだな!早速持って帰って皇帝に見せに行くぞ!
レイオスたちは、勇気の証を手に入れ、皇帝の間へと向かうのであった・・・。

草むらの中から、話し声が聞こえた
「アイツが勇者の一人だと・・・・・!おれはあんな奴を勇者とは認めない!俺がそいつをぶっ倒して分からせてやる!
一人の若者がそう呟いた・・・・・。

レイオスたちは、勇者の話について何も聞かされてはいなかった。
レイオスは勇者になることが出来るのか!?

 

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