第九話 ベリアルとの死闘

 

「ほほう、ボルテイルを倒してしまうとはなかなか骨のある奴じゃないか。だが私は魔将軍の中でもナンバー2の強さだ!お前たちに私が倒せるかな?
その言葉にヴィンは、
「ではお前がまけたら二つの宝石のありかを教えてもらうぞ!
「ほう、教えてやろう。だが私に勝てたらのことだけどな・・・。では私から行かせてもらうぞ!
ベリアルがヴィンたちに襲い掛かってきた!
「まずは手始めにこの技から行くぞ!ダークボール!
ベリアルの手のひらから闇の球体が飛んできた。しかし、その動きはあまりにも遅く、ヴィンたちはひらりと身をかわした。
ドガアァァン!
「なんという破壊力だ!あんなもの喰らったら俺たち一発で死んでしまうぜ!
「これが魔将軍のナンバー2の強さ・・・。侮れないね。」
「何が何でも勝つしかないのよ。絶対に勝ってやるわ!
ヴィンたちが団結してベリアルに反撃を開始した。

「くらえ、サンダーボルト!
「これでどうだ!フレイムツイスター!
ヴィンとジョンがベリアルに攻撃を仕掛けた!
しかし、ベリアルにはまったく効いていなかった!
「ムダだ!俺はナンバー2だといっただろうがぁ!!
ベリアルはヴィンとジョンを投げ飛ばした!

ルーナがベリアルに能力を下げる呪文を連発で唱えた。
「これでどう!ガードブレイク!、パワーダウン!、オーラブレイク!
なんと、ベリアルの能力がだんだん下がっていく!
「クソッ、俺の力がどんどん減少していく!体がうごかねぇ!
どうやらベリアルに能力を下げる呪文に効果が抜群のようだ!
「しまった!俺は能力ダウン系の呪文をかけられるとダメージを食らってしまうって事をお前らに言っておくことを忘れていた!
ベリアルの言葉にルーナは
「キャハハハ!みじめ、みじめね♪ボス戦では能力ダウン系を唱えるのがお決まりよ。この術が弱点なんて知らなかったわ。さぁ、みんな、こいつに能力ダウン系の呪文をかけてあげて。」
「これでどうだ!パワーダウン!」
「この呪文で立場逆転だね。スピードダウン!
ヴィンとジョンが能力ダウン系の呪文をベリアルに向かってかけた。すると、ベリアルはどんどん衰弱していき、最後には動かなくなってしまいました。

ベリアルが動けないスキに、ヴィンが止めをさした!
「これで終わりだベリアル!退魔真斬剣!
ヴィンはベリアルに退魔刀を一気に突き刺した。
「グッ、グワァァァァッ!
ヴィンたちは魔将軍のナンバー2であるベリアルをやっつけた。

「やったぜ、魔将軍を打ち破ったぞ!
ベリアルの死体から神様が封じられた石が出てきた!
「ふう、たすかったぞい。わしの名前は聖なる神様のホリーじゃ。わしをこんな所に閉じ込めよって!ホーリークルセイダーズのリーダーのベルフェルトという奴がわしをこの石に封じ込めたのじゃ!
ホリーがこう言うと、ヴィンは
「ベルフェルトっていう奴は平和記念塔にいるんだな。だったらこいつが一連の犯人だって事か!
ヴィンがこう言うと、ホリーはこう言った
「たぶんこいつが魔将軍を操り、ヴィクトリアスの二つの宝石を奪っていったに違いない!平和記念塔に向かいなされ、だが平和記念塔は岩山に囲まれており、塔の周りにはホーリークルセイダーズの詰め所兼犯罪者収容所でもあるところだ!そこを抜けなければベルフェルトのいる平和塔に行けぬ!
その言葉に、ジョンがこう言った
「じゃあどうやって平和記念塔に行けばいいのですか!それを教えてください!
「ここから最南端にある魔法の国エルジェというところに向かうのじゃ。きっとお前たちの冒険に役立つ情報があるぞい。そしてこの国の最長老すなわち大ジジ様に会うのじゃ。平和記念塔に向かう道の岩山をどうにかする方法を知っているはずじゃ。」
ヴィンたちがホリーにこう言った
「それでは、私たちは魔法の国を目指して旅をします!どうもありがとう!
「それでは、お前たちのたびのご加護のあらんことを!

そう言うとホリーは消えていった・・。
どうやら神様のいる神界に戻っていったようだ・・・・。

「よし、魔法の国エルジェへと向かうぞ!
「僕たちが世界を救うために、行かなくてはいけないんだ!
「そうね!私たちがやらなくては誰がその大役を任せられるっていうのよ!
ヴィンたちは大きな声で団結を決意した!

ヴィンたちは魔法の国エルジェへと向かうのであった。
しかし、目的地は遥かに遠い所でした。
ヴィンたちは魔法の国エルジェへと舵をとるのであった。

ステータス
ヴィン 重兵士  HP 560 MP 345 LV 29
ジョン 魔法戦士 HP 480 MP 568 LV 28
ルーナ 聖術士  HP 358 MP 700 LV 28

世界の滅亡の日まで、あと、16日
魔法の国エルジェへとヴィンたちは舵を取って海を行く・・・・。

 

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