第六話 雷のボルテイル!草原の戦い!

 

いきなり現れた雷のボルテイルにヴィンたちは戦いを挑んだ!
「まずはオレが相手になってやるぜ!Vスラッシュ!
ヴィンはボルテイルに攻撃を仕掛けた!だがしかしボルテイルは全身に雷を纏っていたため、ヴィンは感電してしまった。
「うわぁぁっ!なぜ俺の攻撃が効かないんだ!
「オレの体は全身に電気を纏っているのだから、お前の攻撃を受けるとお前のほうにダメージを受けてしまうんだぜ!さぁ、ギブアップするなら今のうちだぜ!
と、ボルテイルがヴィンたちに向かってこう言った。
「じゃあどうやってこいつにダメージを与えればいいんだ!
とジョンに言った。
「僕は低級な召喚獣を呼び出せるんだけど、魔力を大幅消費してしまうんだ。奴の体は電気だ。だから電気を通さない粘着性のゴムを吐き出す弱いガーディアンを呼び出すよ!
とジョンがその作戦を練った。
「おぉ、お前の魔力が尽き手しまう前にこいつを倒してやるから、心配せずに魔力の供給を続けろ!
「わかったよ、ガーディアンの召喚は初めてだけど、やってみるね!
そのヒソヒソ話を聞いていたボルテイルが叫んだ!
「おい、お前ら、戦う気がないのか!?ならばオレのほうからお前らを葬ってやるぜ。」
「おい、少しだけ時間をくれないか!?
「では3分間待ってやる!

そして3分がたった・・・・・

「作戦は十分練ったか!ではオレのほうから攻撃を始めるぞ!俺はにらめっこは性にあわないんでな!
ボルテイルはヴィンたちのところに突っ込んでいった!
そこですかさずヴィンがジョンの援護のためにボルテイルをかく乱する。
ジョンはたった今ガーディアンの召喚のための魔力の練りこみが終わったところだ。
「召喚は初めてだから時間が長くてすまない!出でよ!ラバースライム!
ジョンは粘着性のゴムを吐き出すスライムを召喚した!

ジョンは少年のころにおじいさんから聞いた話を思い出していた・・
「いいか、ジョン。ガーディアンの召喚には大量の魔力を消費する。そのためにも強くなることだな。それと、ガーディアンを召喚している間は自分は動けない。それはな、集中力が必要だからだ。そのことを忘れずに立派な召喚の出来る戦士になってくれ。」

「思い出したぞ、僕は召喚術を私の祖父から代々受け継いでいたんだった!ずっと忘れていたけど、ようやく思い出せたぞ!
ジョンは昔の記憶を思い出した!そしてボルテイルに反撃を開始した!
「いけっ!ラバースライム!粘着性のゴムをあいつに吹きかけてやれ!
ラバースライムはボルテイルに粘着性のゴムを吹きかけた!するとボルテイルの体から纏っていた電気が消えていった。ゴムは電気を通さないという性質を利用した作戦だったのだ。
「お、おまえ、何をした!俺の体から電気の力が消えていく!このやろう!こしゃくなマネを!
「これでお前も終わりだ!必殺、ファイアーソード!
ボルテイルの胸めがけてヴィンは炎を纏った剣を突き刺した!
「ぐ、ぐわぁぁっ!なぜ、こんなガキどもに魔将軍のオレ様がやられるとは思ってもいなかった!召喚術が使えるとはオレのとんだ誤算だった!だが俺を倒せてもあと2人の魔将軍は一筋縄ではいかないぜ!がはぁ!!

ついにヴィンたちは魔将軍の一人を打ち破った!
そしてヴィンがジョンのもとに駆け寄る
「やったな!ジョン!お前のおかげだ!お前がガーディアンを召喚するとは知らなかったぜ!
「ヴィンだって僕の魔力の練るための時間稼ぎをありがとう!
ボルテイルの残骸から何かが出てきた。
「これは・・・、一体何の石だ?」
「ぼくにも分からないものですね。」
ヴィンがその石を手に持った瞬間、その石が光りだした!
「うわぁ!まぶしい!
どこからともなく声が聞こえる・・・
「魔将軍の一人である簿ボルテイルを倒したのはお主か?私は雷の神様のサンダレイだ。礼を言うぞ。お礼にお前たちに雷の力を与えよう!
「なんかオレの体に力がみなぎってきたぜ!」「僕の魔力があがったような気がする。」
「これにてわしは元の神様の世界に戻るとしよう。のこり二つの神様は魔将軍の体内に取り込まれたままじゃ。一刻も早く解放しなければ、この世界は滅んでしまう。」
ヴィンが神様にこう問いかけた
「二つの宝石が盗まれたことによって、邪悪なるやつが神様を石に閉じ込めたってことか?」
その言葉にサンダレイはこう返した
「ほう、おそらくそうじゃ。二つの宝石が盗まれたときにわれわれ神様は石に閉じ込められたのじゃ。たしかホーリー何たらとかいってたのう。」
「おい、それってホーリークルセイダーズのことか!?
「そうじゃ!そのリーダーがわしに邪悪な気で石に変えて、間将軍を生み出したと言うことじゃ。」
その言葉にヴィンはこう言った
「わかったぜ、ホーリークルセイダーズのリーダーを倒して、盗まれた宝石を取り戻してやるぜ!

「ありがとう、若者よ!世界を救えるのはお前たちしかおらんのじゃ!
そう言い残し、神様の声が消えていった。

そして、ヴィンはドルクシティに到着した。
ヴィンは、さっそくギルドに雷のボルテイルを倒したことをマスターに告げた。
「おおっ、お前さんたちがボルテイルを倒したのか!?信じられん、まさか二人だけで・・。」
その言葉にマスターは驚いた。
「こ、これが報酬だ。よくやったな。大物をやっつけたんだから、賞金はたかくつくぜ!
ヴィンは早速ドル袋を開けた。なんと約10万ゴールドはいっていた。
「これで船が買えるぜ!そして次の大陸に向かうぞ!
とヴィンが言った、しかしジョンがこう言った
「しかし酒場で仲間を見つけないとこの先危ないのでは?」
「そうだな、仲間がいないとさびしいからな!先に船を買ってから、酒場で情報収集と仲間探しだ!
そう言うと、ヴィンたちは急いで船の売っている店へと走っていった。

世界の滅亡まで、あと 19日
船と仲間を手に入れて、新しい旅が始まろうとしていた・・・。

 

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