第五話 新たなる敵

 

ホーリークルセイダーズとの戦いから数時間が経ちました。
ヴィンとジョンはクラールという仲間を失い、新たなる仲間を探しているところである。
「さーて、次の街にでも行くか。でここらだと約1時間ぐらいかかりそうだ。でも、モンスターを倒してモンスターの肉を食えば何とかなるはずだ。」
「そ、そうだね・・・。次の目的地はバフルの村だ。早速移動開始だ。」
ヴィンたちは歩いているといきなり大きな軍隊アリが現れた!
ヴィンはファイアーボールでアリを焼いて食べた。
「うめぇ!なんかこれってカリカリしておいしいぜ!ジョン、お前も食べろ!
「バリバリ・・・・なんか普通の味だね。」
二人は、ちょっとお腹が膨れた。
二人は草原を歩いていると、昔に出会ったあの筋肉質の男にばったりと出会ってしまった。
ジョンがこう突っ込みをいれる。
「ウホッ、いい男。仲間にしたら百人力だね。」
「よし、もう一度交渉開始だ!
ヴィンは、昔に出会った筋肉質の男ともう一度交渉を持ちかけた。
「今度は大金を用意してきたぜ!これで私たちと一緒に盗まれた宝石を取り返しましょう!
ヴィンは、3500Gの大金を、あの筋肉質の男に差し出した。
(あの大金はホーリークルセイダーズの二人が落としていったんだとか。)
「おいおい、こんな金で俺がついて行くとでも思ったか。でもいいことを教えてやろう。おれのふるさとはバフルの村なんだ。今港町での仕事が終わって今から村に帰るところなんだ。村から少し離れたところに大きな都市、ドルクポリスがあるんだ。おれは明日そこに行こうとかんがえているところだ。まぁそこに行けば船やら飛行機やらが買えるぜ。ま、金があればのことだけどな。オレの村まで一緒に行くかい。」
と筋肉質の男がこういった。
「やった。むらまで一緒についていってくれるんだって。」
「では、出発だ!
「自己紹介が遅れたな。おれはゴリラーマンって呼ばれているガンジっていうんだ。少しの間だが、よろしくな。」
2人はゴンジと一緒に村まで同行することになった。
すると、草むらから黒コートの男がいきなり襲い掛かってきた。
「おれはホーリークルセイダーズの一員のガレーだ!お前たちをやっつけてやる!
ガンジがガレーにメガトンパンチを放った!
「ぐわぁぁっ!
ガンジの一撃でガレーは倒れた。
ガレーが死に際にこう言った
「おまえらはホーリークルセイダーズのクイーンというやつに常に見張られているのだ!すなわち逃げ場はない!ホーリークルセイダーズの本拠地は平和記念塔というところだ!まぁ岩山に囲まれたところだから飛行船が必要だがな!お前らはせいぜいホーリークルセイダーズの一員に倒されるがいいわ!がはぁ!
そういって彼は跡形もなく消えていった・・。
「ガンジ、お前もあの連中に追われているのか?」
「そうだ。毎日1人戦闘員が現れるんだ。多いときには3人ぐらい村に攻めてきたんだ。」
ヴィンがガンジにこう言った
「お前は、ドルクポリスには行かず、村に残ったほうがいい。それが、村にとっても、お前の家族にとっても安全だ。」
「そうか、なら村に残るよ。おっ、見えてきたぞ!ここがオレの村、バフルの村だ!
一行はバフルの村に到着した。
そしてガンジの家で一泊をすごし、体力が回復した。
「じゃあ、オレはここでお別れだな。」
「じゃあな!俺たちはドルクポリスに向かうぜ!
そういってバフルの村を後にした。

村を出てから約2時間が過ぎた・・・・
ヴィンたちが休息をしているところに、いきなり雷とともに人型の悪魔が落ちてきた!
「うわぁ!!一体何なんだよ!
ヴィンが驚きながらこう言った。
「ははは、オレの名は魔将軍の一人、雷のボルテイルだ!
「悪魔か!なら宝石のありかを教えてもらうぞ!
その問いかけにボルテイルは、
「フハハハハ、ではオレに勝てたらその宝石のありかとやらを教えよう。」
「ジョン、本気の力で奴に攻撃するぞ!
ヴィンがジョンにこう命令した。
「オレ様は結構強いぜ!俺に触れると感電するぜ!
そして、ヴィンたちと魔将軍ボルテイルとの戦いが始まる・・・。

世界の滅亡の日まで、あと 20日
ボルテイルとの一触即発の戦いが始まろうとしていた・・。

 

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