第二話 たびだちの仲間

 

ヴィクトリアスの悲劇から一日が経った・・・。
ヴィンは一人港町に向かってただ歩いていた。
すると、目の前に大きなダンゴムシがいた。すると、そのダンゴムシは、港町行きの移動用ダンゴムシだった。運賃は一人10Gとは安い。一気に港町に移動できたが、目が回ってしまった。
港町についたヴィンは、一目散に酒場に行った。
ヴィンは酒場のテーブルに座っていた筋肉質の男に目をつけた。
「ウホッ、いい男。」
ヴィンはすかさずその男に交渉を開始した。
「すみません。これ(お金)で私と一緒に盗まれた宝石を取り戻しましょう!」
だが・・結果は、「おいおい、そんな金でオレがついていくと思ったのか・・・。」
確かに、たった140Gでついていく人なんて、世の中にはいませんでした。
次に、フードをかぶったお爺さんに交渉をもちかけた。
「わしはもう若くはない、ほかを当たってくれんか。」
確かに、こんなショボいお金じゃ、
誰 も つ い て き て は く れ ま せ ん で し た 。
しかし、ある男の人が彼に・・・
「すみません、剣の修行をしているジョンといいます。一緒に連れて行ってくれませんか。」
と、その言葉に、ヴィンは
「おお、一緒について来てくれるか。俺の名はヴィンっていうんだ。どうもよろしくな。」
剣士のジョンが仲間になった!
さて、酒場を後にしようとした一行は、何かがついてくる気配を感じた。
それは、なんとあのフードのお爺さんだった。
「唐突だが、わしも連れて行ってくれるか。」
と答えた。そして二人は、
「ありがとう、一緒に旅をしてくれるのか。助かったぜ。これで仲間は3人だ。」
お爺さんのクラールが仲間になった。
こうして、酒場での出来事が終わり、宿屋に向かおうとしたそのとき・・・・・!!
空からこうもりのような魔物が襲い掛かってきた。
なんと、その魔物は、下級悪魔のキラーバットだ!
「ヘッヘッへ、お前さん、その爺はなぁ、死神と呼ばれているんだぜ。」
「そうとも知らずに仲間になったのが運のつきだな・・。」
その言葉に、クラールはこう言った。
「そうさ、私は[死神お爺さん]と呼ばれた男よ。でも今は悪の心はある日雷に打たれて忘れてしまったのじゃ、お前のおかげで思い出したぞ。ありがとよ。」
そういうとクラールは拳から邪悪な気を飛ばした!!
「シャドーパンチ!!
「この技は絶対によけられぬ技でのぉ、わしの場合は命中するまでおいかけていくぞい!」
キラーバットは空中に逃げたが・・・。シャドーパンチが命中し、地面に落ちた。

その技に二人は・・・
「す、すげぇ。あんな技持ってるなんて、まるで死神じゃん。」
という言葉にクラールは
「わしは死神じゃが不幸なことは起こらんよ。心配するな。」
二人の仲間を得たヴィンは、宿屋で一泊をし、明日の旅に向かうのであった・・・。

現在のステータス
ヴィン 兵士 HP28 MP 15 LV2
ジョン 剣士 HP30 MP 0  LV2
クラール 死神 HP580 MP400 LV35

世界の滅亡まで あと23
これから3人のたびが始まる・・・・。

 

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