第十三話 救出、そして愛へ…

 

 エステイシア防衛戦を終えたリリシアたちは、ルーズ・ケープの王宮へと続いている森の中へと逃げた雪崩亀に追撃を喰らわせるべく、一行は森の中を進んでいた。森の出口へとたどり着いたリリシアたちの目に、戦闘街での戦いで失った体力を回復させるため眠っている雪崩亀の姿がそこにあった。金騎士の奇襲攻撃が決めてとなり、雪崩亀を退けることに成功した。王宮へ突入するべくリリシアたちは王宮の宮下に足を踏み入れた瞬間、突如上空からブリュンヒルデの配下魔物である翼竜が現れ、仲間であるゲルヒルデがさらわれてしまった。リリシアたちは隊を二つに分け、それぞれの目的を果たすべく王宮の中へと突入するのであった……。

 

 兵士たちによって牢へと放り込まれたゲルヒルデは、冷たい床の上で目覚めた。

「とりあえずリリシア様たちのもとへと戻らなければ……。」

リリシアたちと合流すべく、ゲルヒルデは扉に手をかけ外に出ようとする。しかし鍵が掛かっているのか、扉は開かなかった。

「鍵でも掛かっているのかしら……ここは私の術で鍵を壊して脱出を……!?

ゲルヒルデが脱出の計画を立てていたとき、白き王の配下の兵士がゲルヒルデの前に現れる。配下の兵士の後ろには、大きな魔物の姿がそこにあった。

 「おい、そこの小娘…。早速だが白き王の配下の魔物、オーガバトラーの奉仕をしてもらおう……。」

兵士が牢の鍵を開けると、オーガバトラーは牢の中へと入る。牢の中へと入ったオーガバトラーはゲルヒルデを見つめ、何かをして欲しそうに訴えかけてくる。

「えぇと…お体を拭いてあげましょうか?それとも……お姉さんと少しお話でもしませんか…?

ゲルヒルデの言葉を聞いたオーガバトラーは、首を横に振りそれを拒否する。オーガバトラーは身につけた布を脱ぎ捨て、下半身を露出させる。

「け…けがらわしい物を私に見せないでっ!!

「か…考えが甘いぞ小娘よ、ここでの奉仕とは下半身を気持ちよくさせることだっ!!私はオーガバトラーが襲わないように、牢の外で見張っておく。」

兵士はそう言った後、オーガバトラーがゲルヒルデを襲わないよう、牢の外にでる。一方オーガバトラーは自らの反り返った逸物を軽く扱きながら、ゲルヒルデの近くまで詰め寄る。

 「こ…来ないでっ!!

オーガバトラーの反り返った逸物を見せ付けられ、ゲルヒルデは身震いしながら後退りする。下卑じみた笑みを浮かべるオーガバトラーは執拗にゲルヒルデににじり寄り、追い詰める。

「もう逃げられんぞ……さぁ早く俺の逸物の怒りを静めてくれ!!

「あなたの下半身を私の体で気持ちよくさせるですって……そんな汚らわしいこと死んでもごめんよっ!!私の処女はディンちゃんのためにあるんだからっ!!

逸物をちらつかせてくるオーガバトラーに追い詰められたゲルヒルデは、急いでその場を離れようと、オーガバトラーの股下を潜り抜けて脱出を図るが、すぐに見つかってしまった。

 「ぐふふ…逃がしやしないぜ。お前みたいな綺麗な小娘は黙って俺の逸物の筆下ろしをすればいいんだよおっ!!まずは俺の逸物を口で気持ちよくしろ…決して歯を立てるでないぞ……。」

怒りの表情のオーガバトラーは、その巨大な両腕でゲルヒルデを押さえつけた後、自らの逸物を口のほうへと近づけ、口淫を要求する。

(ダメっ……受け入れちゃダメっ!ディンちゃん……早く助けに来てっ!!

口淫を拒否するゲルヒルデに怒りを感じたオーガバトラーは、無理矢理彼女の口をこじあけて反り返った逸物を口の中へと挿入し、ゲルヒルデの頭を上下に動かし始める。

「んんっ……うぐぅっ……!!

無理矢理口淫をさせられているゲルヒルデは、苦悶の表情を浮かべながら抵抗する。しかしオーガバトラーに頭をつかまれているためか、身動きがとれない状態であった。

「おいおい、舌が動いていないぞ。そんなことでは快感がぜんぜん伝わってこないぞ…。小娘の舌で俺の亀頭を気持ちよくしてくれ…。」

オーガバトラーに言われるがまま、ゲルヒルデは舌を出してオーガバトラーの亀頭を舐め始める。ゲルヒルデの舌で亀頭を愛撫されているオーガバトラーの脳に快感が伝わり、快感にうち震える。

 「うおおっ…脳に快感が伝わってくるぞっ!!小娘よ、舌使いが上手だな……。この調子で続けてくれっ!!

オーガバトラーはゲルヒルデの頭を動かすスピードをさらに上げ、逸物に快感を与える。その時、オーガファイターの顔が快感にゆがみだす。

「ダメだ…もうイキそうだ……うっ!!!

オーガバトラーが快感の言葉を漏らした瞬間、逸物が激しく脈打ち、ゲルヒルデの口の中で射精を迎える。口の中で射精されたゲルヒルデは、苦さのあまり咳き込む。

「ごほごほっ……ううっ…。」

精液の独特な苦い味に、ゲルヒルデは口に出された精液をすべて吐き出す。そのゲルヒルデの様子を見たオーガバトラーは、床に零れ落ちた精液をすくい、ゲルヒルデの口元へと運ぶ。

「なぜ吐き出すっ!!俺の逸物から射精した精液を飲むまで、奉仕は終わらないぞっ!!

床にこぼしたオーガバトラーの精液をすべて口に含んだ後、彼女は唾液と共に一思いに飲み込む。精液を飲むという卑猥な行為に、ゲルヒルデの目から涙がこぼれる。

 「ううっ……こんなことされるのはもう嫌……ディンちゃん…早く助けてぇ……ぐすっ…。」

奉仕を終えたオーガバトラーは、すがすがしい顔で自分の持ち場へと帰っていく。オーガバトラーがいなくなった後、ゲルヒルデは一人牢の中で泣き崩れていた…。しかし彼女に休む暇など無かった。兵士が別の奉仕する相手を連れてきたのだ。

「おい小娘、奉仕の相手が来たぞ。精一杯気持ちよくしてやるんだぞ…。」

兵士はトカゲのような人型の魔物であるリザードマンを牢の中に入れ、ゲルヒルデに奉仕をしろと命じる。ゲルヒルデは半ば嫌な表情で兵士を睨みつけ、そう言う。

「私…そんな淫らな事なんてしたくないから……早く牢の中から出してっ!!

「そんな事言うなよ……綺麗なお嬢さんよぉ、俺の逸物を気持ちよくしてもらおうか……。」

兵士は冷たい笑みを浮かべながらゲルヒルデを一瞥した後、ゲルヒルデが囚われている牢に鍵をかけ、牢獄から去って行った。リザードマンはゲルヒルデを押し倒した後、乳房をもみ始める。

 「なかなかいい体しているではないか…。お嬢さんのその体を犯したくなってきたぜ…。」

ゲルヒルデの乳房の柔らかさに、リザードマンは興奮したのか、逸物に血液が膨張し、勃起する。

「け…汚らわしい魔物め……早く私から離れなさいっ!!

卑猥な行為に顔を赤くするゲルヒルデは、リザードマンを払いのけようとする。しかし交尾態勢に入っているリザードマンの力は強く、払いのけることができない。

「いやあっ!!放してっ!私は……淫らな娼婦みたいなことなんてしたくないっ!!

「何を言っているんだ……だったら俺が女の悦びってもんを教えてやるよぉっ!!

リザードマンのざらついた唇が、徐々にゲルヒルデの唇へと迫ってくる。ゲルヒルデはファーストキスを奪われまいと、リザードマンを唇から離そうとする。

「こ…こんな汚らわしいトカゲ男とキスするなんて死んでもごめんだわっ!

必死に抵抗するが、興奮状態のリザードマンはゲルヒルデの手を払いのけ、キスの態勢に入る。リザードマンのざらついた唇が近づくにつれ、ゲルヒルデの目から涙があふれ出す。

 「助けて…リリシア様……ディンちゃん!!い……いやあああああぁぁっ!!

その悲鳴の後、牢獄の中に何者かの足音が響く。その足音に気付いたリザードマンはゲルヒルデから離れ、武器を構えて侵入者を迎え撃つ態勢に入る。

「俺の交尾の邪魔をするやつは誰だっ!!出てこいっ!!

その声にこたえるかのように、ボウガンを構えた男が階段を降り、ゲルヒルデが囚われている牢へと近づき、無言のままリザードマンに引き金を引く。引き金を引いた瞬間、ボウガンから放たれた弾丸がリザードマンの心臓を貫いた。

 

 「き…貴様……交尾の邪魔を……するなぁ……ぐふっ!!

リザードマンはその言葉を最後に、ピクリとも動かなくなった。ゲルヒルデはその男のほうを振り向くと、そこにはディンゴの姿があった。ディンゴは鞄から針金を取り出し、鍵開けを開始する。

「鍵穴に針金を突っ込んでここをこうすれば……よしっ、開いたっ!!

ディンゴは針金一つで牢の鍵を開き、ゲルヒルデのもとへと近づく。

「助けに来たぜ……ゲルヒルデ…。」

「ぐすっ…ディンちゃん………ディンちゃああぁんっ!!

ディンゴが牢の中に入ってきた瞬間、ゲルヒルデは目に涙をためてディンゴに駆け寄り、抱きしめる。

「ううっ……怖かったよぉ…。」

「心配かけてすまなかったな…。さぁ、リリシアたちの所へと戻ろう…みんな君の事を心配してたぜ。」

ディンゴがゲルヒルデを抱きかかえようとした瞬間、ゲルヒルデがディンゴを呼び止める。

 「待って…。リリシアたちの所へ戻る前にしておきたいことがあるの。少し後ろ向いてて♪」

ディンゴが後ろを向いているのを確認すると、ゲルヒルデは身を包む服を次々と脱ぎ始める。一糸纏わぬ姿となったゲルヒルデはディンゴの肩を叩き、こちらの方に振り向かせる。

「うふふっ♪もう振り向いていいわよ。」

振り向いた瞬間、そこには生まれたままの姿のゲルヒルデがそこにいた。始めてみる愛人の裸の姿を見たディンゴは、驚いた表情でゲルヒルデにそう言う。

「ちょ…ちょっと!!

「ここなら愛し合っても誰にも見られないわ…。さぁ、始めましょう。お姉さんとディンちゃんの初体験をね……♪」

嬉しそうな表情のゲルヒルデは、ディンゴの服に手を掛け、脱がしていく。ゲルヒルデがディンゴを一糸纏わぬ姿にした後、ディンゴの体を抱きしめる。

「裸で抱き合うと、暖かさが体の心まで伝わってくるみたい……。」

「うわあっ……ゲルヒルデの胸って以外と大きいんだな…。少し揉んじゃおうかな♪」

ゲルヒルデの豊満な肉体に抱かれているディンゴは、ゲルヒルデの乳房を鷲づかみにし、揉み始める。ディンゴが乳房を揉めば揉むほど、ゲルヒルデの脳に快感が伝わってくる。

 「ああんっ……ディンちゃあぁんっ!!揉むだけじゃなくて、先のほうも気持ちよくしてぇ…。」

ディンゴは揉むのをやめると、ゲルヒルデの乳房を唇を近づけ、突起を吸い始める。乳房を吸われる感触に、ゲルヒルデの体が震えだす。

「ひあああんっ……ディンちゃん…気持ちいいわぁ。今度はこっちも舐めてぇ……。」

ゲルヒルデは牢の中にあるベッドに横たわると、自らの秘唇に手を掛け、指で花弁を押し広げてディンゴを誘惑する。

「私が花弁を開いてあげるから……ディンちゃんの舌で舐めて。」

「じゃあ……遠慮なくいかせてもらうね♪」

ディンゴはゲルヒルデの秘唇に口を近づけ、剥き出しとなった陰核を舌で愛撫する。ちろちろと動かすディンゴの舌の律動が、狂おしいほどの快感を生み出す。

 「ひあああぁぁっ……わたひっ…ディンちゃんの舌でイッちゃうぅっ!!

秘唇を舌で愛撫するディンゴは、舌を動かすスピードを上げ、ゲルヒルデにさらに快感を与える。舌で愛撫されるたびに、ゲルヒルデの蜜壷の中で愛液が分泌される。

「私……こうしているとなんだか体が火照っちゃって……もう我慢できないの。ディンちゃんのその大きくて逞しいもの、私の中に入れて……。」

「じゃあ……行くよ。」

ディンゴはゲルヒルデを強く抱きしめた後、自らの肉竿をゲルヒルデの蜜壷の中へと突き入れる。蜜壷の中に溜まった愛液が、ディンゴの肉竿に纏わりつく。

「はぁはぁ…ディンちゃん…。わたし・・・あなたと一つになっているみたい……。」

「俺も同じ考えさ…。ゲルヒルデ…初めてだけど、俺が女の悦びを教えてあげるよ。」

ゲルヒルデの耳元でそう囁いた後、ディンゴはゆっくりと腰を上下に動かし、ピストン運動を始める。肉竿で膣壁が擦られるたび、快感のあまり嬌声を上げる。

 「ひあぁっ……ひああぁぁんっ!!ディンちゃあぁんっ!!

嬌声を上げるゲルヒルデをよそに、ディンゴは腰を振るスピードを上げ、肉竿を徐々に蜜壷の奥へと突き入れる。肉竿が奥へと達した瞬間、ゲルヒルデが苦痛の表情を浮かべる。

「ああぁんっ…痛いっ!!

ゲルヒルデの秘唇から、破瓜の鮮血がディンゴの肉竿を伝って流れ出る。ディンゴは苦痛に顔を歪ませるゲルヒルデを安心させるべく、軽くキスをした後そう呟く。

 「だ…大事なところから血がっ!!だ…大丈夫かい…!?

彼女の身を心配するディンゴの言葉に、破瓜の痛みに耐えるゲルヒルデが振り向き、笑顔の表情で答える。

「怖がらなくてもいいのよ…ディンちゃん。大事なところから血が出てるということは……少女から女になったということよ。とりあえず痛みが治まるまで、少し休憩しましょう。」

ゲルヒルデの破瓜の痛みが治まるまで、二人はつながったまま休憩することにした。休憩をしている二人の耳に、足音が響き渡る。

「リザードマン……そろそろ持ち場に戻れっ!!

その声は牢を見張っている兵士であった。その声に驚いたゲルヒルデは、ディンゴの耳元でそう囁く。

「このままじゃ私とディンちゃんが愛し合っている所を見られちゃう……。ディンちゃん…リザードマンの声真似してあの兵士を追い払ってちょうだい…。」

「わかった。やるだけやってみるよ!!

兵士を追い払うべく、ディンゴはリザードマンの声を真似て兵士に答える。

「今はあの小娘と交尾中だっ!!一発出してから戻るっ!!

「わかった。じゃあ交尾が終わったら、戻ってくるのだぞっ!!

兵士はその言葉に納得し、その場を去って行った。兵士が去った後、ディンゴは再び腰を動かし、性交を再開する。

 「痛みは治まったかい…。今度はちょっと腰を動かす速さを早くするよ……。」

そう呟いた後、ディンゴは腰を上下に動かし始める。先ほどよりも早いディンゴの腰の動きに、ゲルヒルデの体が快感に耐え切れず、ビクビクと小刻みに震え始める。

「ひあぁっ……ああんっ!!私……どうにかなっちゃいそうっ!!ディンちゃんの腰使いでイッちゃいそうなのぉっ!!

ゲルヒルデは快感のあまり、天を仰いで嬌声を上げる。一方ゲルヒルデの秘唇を冒すディンゴはもうそろそろ絶頂を迎えそうなのか、喘ぎ声をあげる。

 「はぁはぁ…もうそろそろイキそうだ…。君の中じゃやばいから、お口の中で出してあげるよ。」

ゲルヒルデの蜜壷の中では、膣壁を擦るディンゴの肉竿がびくびくと動きだし、亀頭から我慢汁が溢れてくる。

「ねぇディンちゃん……今日は中で出しても赤ちゃんできない日だから、出すときは私の中でいっぱい出していいよ…。」

「わかった。じゃあ一杯君の中に出すけど、いいのかい…?

その言葉の後、ディンゴは激しく腰を動かし、肉竿に快感を伝える。ディンゴの肉竿が子宮口に当たるたび、ゲルヒルデの体が激しく震える。

「ひああっ…イッちゃううっ……。私の中にディンちゃんの精子いっぱい出してっ!!

ディンゴの肉蒼がゲルヒルデの膣壁を擦るたび、とてつもない快感がディンゴの脳に伝わってくる。その瞬間、ピストン運動を続けるディンゴは喘ぎだす。

「ゲルヒルデっ……俺…もう我慢できな………うっ!!!

「愛してるっ……愛してるわディンちゃあぁぁんっ!!ねぇ、イク時は一緒よディンちゃんっ!!

二人の唇が触れ合った瞬間、ディンゴの肉竿が激しく脈打ち、ゲルヒルデの蜜壷の中で射精を迎える。ディンゴは射精を終えた肉竿を引き抜くと、彼女の秘唇から先ほど射精した精液が漏出する。

 「はぁはぁ…気持ちよかったぁ…。私、初体験で疲れちゃった…。ディンちゃん、少し休ませて…。」

性交を終えた二人は疲れたのか、ベッドに横たわっていた。

「俺も疲れたぜ…。さぁ、少し休んだら服着てリリシアたちの所へと戻ろう。」

「そうね…。そろそろ行かなきゃ、リリシア様たちに迷惑が掛かっちゃうからね。あの……わがまま言って悪いけど、お姫様抱っこして欲しいの♪」

暫しの休息を終えた二人は、ゲルヒルデを抱えながら牢獄を後にし、リリシアたちの所へと戻るのであった……。

 

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