新章 〜空間と時間の双玉〜
プロローグ
ヴィンとベルフェルトとの戦いに決着がついて、１０００年の時が流れた。
二つの宝石は、ヴィンによって取り戻され、城の奥底に厳重に保管されている。
ヴィンはその後、ヴィクトリアスの王となった。
紫の雲が晴れ、世界は平和を取り戻し、人々は法と秩序を守り、平凡な皹を送っていた。
１０００年後のそんなある日、宇宙から大きな轟音とともに隕石が落ちて、大規模な地殻変動が起こった。
地殻変動の後、海の真ん中に大きな穴が開き、そこから魔界に通じる扉が開き、そこから魔物が攻めてきたのである。
地殻変動の原因を探るため、ヴィクトリアスの王、ヴィンセット１６世は、魔法使いと戦士の調査団をつくり、調査に遣わせたが、一人も帰ってくることは無かった・・・・・。
中央大陸の大都市、レミアポリスの皇帝アメリアは、ヴィンたちの血を受け継ぐ４人の戦士たちを世界各地に派遣するのであった。
そのころ、一人の聖なる血を受け継ぐ勇敢な若者が、どこかの村で暮らしていた。
彼は修行に暮れる毎日であったが、ある事件により運命を左右されることは彼は全く知らないのであった。
若者の、長く険しい旅が今幕を開けるのであった・・・・・・。