新章第三十話 深い海の底へ・・・

 

七日にわたる危機対策会議の結果、驚くべき事実が判明した!!
海の底から突然浮上した謎の大陸は、1000年前の戦いでヴィンとベルフェルトの決着の場でもある闇の宮殿(ダークシュライネ)が闇の世界から地上界に現れたのだ・・。
それより最も防がなければならないことは、ベルフェルトの復活である。その復活を阻止するために、深海にある隕石の中に突入し、ハルマゲルを倒さなければならない・・。
しかし、この文明に深海に潜るための潜水艦など到底無かったが、レイオスたちが過去に飛ばされたときに見つけた時空船のメルファをサブマリン機能を使い、その深海の隕石の内部に入るという作戦であったのだ!これを機に、各国から猛者どもを呼び、レイオスたちの旅に同行し、3チームに分かれてハルマゲルを見つけ出して抹殺するこという作戦であった・・・・。

一週間というひとときの休暇を終えたレイオスとその仲間達は、中央大陸のレミアポリスに集結した。
「久しぶりだな!!
「久しぶりだねレイオス!僕はこの一週間修行してたんだ!
「私は召喚術を中心に修行したのよ!!
仲間達の声を聞き、レイオスはこう答えた・・。
「久しぶりだなみんな!!やっと冒険再開だな!
レイオスがそう言うと、全員はレミアポリス城内にある皇帝の間に入った・・。

「皆の者、良く聞くのだ・・。これより深海の隕石の内部に突入するのだが、その前にお前達と一緒に隕石の内部に突入する勇気ある若者を紹介しよう・・。各国からえりすぐりの戦士よ、入ってよいぞ・・。」
アメリアがそう言うと、ドアの中から8人の戦士が入ってきた・・・。

「俺の名は火竜のレッズだ!
「私は雷鳥のライティアよ。」
「わたくしの名は飛天将フィレスだ・・。以後お見知りおきを・・。」
「僕は聖術士ナルシーです。宜しく頼むぜ・・。」
勇気ある若者が4人集まり、全員が叫んだ!
「俺達は、隕石調査隊Aチーム!!
Aチーム4人の紹介が終わり、その後4人は整列した。

続いてBチームの紹介が始まった・・。
「俺は業火のメルギスだ・・。」
「私は風雪のシルキーよ。」
「僕の名は蒼雷のウェルスだ。」
「我が名は流星のナガレと申す。これより隕石の謎を調べてくるのだ!!
全員が集まり、こう叫んだ!!
4人合わせて、隕石調査隊Bチーム!!
8
人の勇者の紹介が終わり、全員が整列した。

「この8人が、レイオス達とともに隕石の中に突入する勇者だ。これより時空船メルファに乗り込むぞ!
アメリアがそう言うと、全員がメルファに乗り込んだ・・。
「エルジェの長老神の魔法で、この時空船を深海に対応できるようにしてくれたんだ・・。」
リーダーのファルスがそう言うと、潜水モードに入り一気に深い海の底へと潜っていった・・。

メルファは深海約1000メートルのところまで潜水した。
「どんどん太陽の光が無くなり、暗くなっていくね・・。」
ブレアは海の底に潜る風景を見ていた・・・。
深海には謎の世界が広がり、深海にすむ魚や動物が優雅に泳いでいた・・・。
「こりゃすごいぜ!海の底ってこんな風になっているんだな!!
ボルガも深海の魚や動物を見て、驚いていた・・。
「見ろ、あれが隕石じゃ!3つ入るところがあるので3チームに分かれて内部に突入するぞ!
アメリアがそう言うと、一気に隕石の所まで船を進めた・・。

「さて、右の穴にはレッズ率いるAチームが突入してくれ。では健闘を祈る・・。」
Aチームの4人が隕石の右の穴に突入していった・・。
「真ん中の穴にはレイオスたち5人が入ってくれ、では頼んだぞ・・。」
レイオス達が真ん中の穴に突入した!!
「最後に左の穴にメルギス率いるBチームが中に突入してくれ!
左の穴にBチームが突入し、これで全員が隕石の中に突入した!!

右の穴に入ったレッズたちは、我先にと内部を進んでいた・・・。
隕石の内部は機械のようなものがあり、どうやら宇宙から落ちてきた基地のようだ・・。
「この階段を上って、ハルマゲルの所まで行ってやるぜ!
レッズが階段を5段ぐらいあがったとき、突然階段が崩れ、全員が真っ逆さまに落下した。
「ハルマゲルの奴、罠を仕掛けてやがったなぁっ!!
レッズ率いるAチームは、全員地下に落ちてしまった・・・。

一方メルギス率いるBチームは、左の穴メタルライガーと戦っていた・・。
「喰らえ、メギド・フレイム!
地獄の炎が、メタルライガーを焦がした・・。
「ザコはほっといて先に進むぜ!
メルギスがそう言いながら先を進むと、地下に続く階段があった!
「あそこを降りれば大ボスの所にいけるのか!?
流星のナガレが困惑した表情であったが、階段を下りて先を進むことにした・・。

地下に降りたメルギスたちが見た光景は、驚くべき光景であった・・!!
「なんだこれは!?
そこは基地内で地上界で捕獲した人間を元に生体改造を行い、地上界に攻め込むための魔物に改造する残酷な改造室であった・・。
「これはひどいな・・。こんな所に連れて来られた人は改造され魔物となり地上界を襲っているのか。早く囚われた人たちを解放し、時空船の中に避難させましょう!
流星のナガレがそう言うと、Bチームが一気に捕らわれている人間を解放するために、改造室を破壊することにした。
そこには腕が6本ある魔物が立ちはだかった!
「よくきたね・・。私の名は蜘蛛腕の女・アラクネよ、あなた達を捕まえて生体改造してあげるわ!!
アラクネがBチーム全員にこう言うと、メルギスがいきなり攻撃を仕掛けた!
「悪いが、俺達は魔物にはなりたくないんでなぁっ!ナガレ!!捕らわれた人をたのんだぞ!ここは俺達で食い止める!
メルギスが炎の剣技でアラクネの腕を切り落とした!
「キャアアッ!!
アラクネが悲鳴を上げるも、風雪のシルキーが一気に攻撃態勢に入った!
「これで終りね、シルフィードソード!!
シルキーが風の剣を持ち、アラクネの体を真っ二つに裂いた!
「これで邪魔者はいなくなったわ・・。さぁ、捕らわれた人を解放しましょう!
Bチームの全員が、触手によってエネルギーを吸い取られている人間や牢に捕らえられた人間をメルファの中に案内し、救助した。

メルファの中に来たBチームの4人は、アメリアの元に来た
「左の穴はこれで完了だ!あと右の穴に突入したレッズも救助完了だ。アメリア様、Aチームの手当てを頼む!!
その言葉にアメリアがこう言った
「分かった・・。右の穴は罠だったか・・。ハルマゲルのやつめ、巧妙な罠を仕掛けたな・・。レイオスよ、後はお前達がたよりなのだ。お前達でハルマゲルを倒してくれ・・・。」
アメリアがレイオスたちを心配し、アメリアは救助した人間の手当てをはじめた・・。

一方中央の穴に突入したレイオスは、先を進んでいた・・。
「この機械のような迷路、どうにかならないのか・・。」
レイオスたちがそう言いながら先を進んでいた・・。
階段まで差し掛かったそのとき、魔物が2体現れた!!
「我が名はインセクトプリンスだ、ハルマゲルの命によりここは通さない!
「私はインセクトプリンスの従者・ギャリーザだ!そのお方は未来のハルマゲルの跡継ぎになられる王子様だ!
二人の言葉にボルガはこう答えた
「悪いがそこをどいてもらおう・・。俺は急いでいるんでな・・・。」
その言葉に二人はこう答えた・・。
「ここは通さない・・。ハルマゲルは今瞑想中だ。ベルフェルト復活のためのエネルギーを蓄えておるのだ!!ここを死守するのが私の命だ!
その言葉にボルガの怒りは爆発した!!
「ハルマアゲルの産み落としめ・・・・!!今すぐにでも殺してやる!喰らえ、百獣乱舞!!
ボルガの激しい蹴りとパンチのW攻撃でインセクトプリンスを攻撃しようとした時、従者であるギャリーザがボルガの攻撃をすべて庇った!!
「プリンスにはケガ一つ負わさせぬ!!たとえこの身が朽ち果てようとも!!
「しまった!!プリンスを狙おうとしいたがこいつに庇われたか!!
ボルガが悔しそうな表情でこう言った
「そこは俺とファルスで何とかするぜ!!
レイオスとファルスが一気にインセクトプリンスとギャリーザに攻撃を仕掛けるのであった・・。

未来のハルマゲルの跡継ぎのプリンスと、鉄壁の従者ギャリーザが襲い掛かってきた!
隕石の内部に突入したレイオスとファルスに、勝機はあるのか!!

 

 

 

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