最終話 ダイヤと真珠

 

ヴィンたちがベルフェルトと戦っている間、ヴィクトリアス城では攻防が続いていた・・・。
「世界が紫の雲で満ち溢れている!だめだ!もう私たちでは抑えきれない!!
魔法使いや司祭がこう言った。しかし王様がこう言った
「あきらめるでない!ヴィンたちがベルフェルトを倒して戻ってくるまでがんばるのじゃ。」
王様が魔法使いたちを元気付けた!その時!一人の男が走ってきた!
「私も協力させてくれ!
なんと現れたのは平和3守護者の一人wkwkさんだった!

「私の魔道工作術で大きな波動砲をはなつ砲台を作りましょう!
wkwk
さんはこう言うと、早速鞄の中から折り紙を取り出し、砲台の形に作り上げた。
「発射まで3秒前、2、1、波動砲、発射!!
wkwk
さんが作った紙の砲台から、強烈な波動砲を放った!
すると紫の雲が波動砲により大きな穴が開き、青空が見えた!
「おおっ、青空が戻ってきた!この調子じゃ!
王様が喜んだ表情でこう言った
「俺も最大出力で紫の雲を撃つ!
レイ・スターブレーカーは最大出力でレーザーを放つ!
紫の雲がどんどん晴れて、青空が見えてきた!
「やったぞ、しかしこのぐらいじゃきりがない!しかし、まだ俺は死ねない!みんなの、いや、セフィロス、そしてこの世界の全人類のための戦いなんだ!!
レイと魔法使いたちはさらに攻撃を仕掛ける、すべては紫の雲を晴らすために・・・・・。

一方ヴィン達は、宝石を取り戻し、平和記念塔の前にいた!
「よし、宝石を取り戻したことだし、早速ヴィクトリアスにもどるか!
ヴィンがそう言う、しかしジョンが
「いつの間にか青空が紫の雲に覆われてしまっている!
ジョンがそう言うとヴィンはこう言った
「たぶん城から二つの宝石が盗まれたことにより、邪悪なオーラがこの世界を覆っているんだ!みんな、一時を争う自体だ!ジョン、ワープ呪文を頼む!!
ジョンはワープ呪文を唱えた!!
「このメンバーを、ヴィクトリアス城まで!!トラベ!!
ヴィン達の体が宙に浮かび、一瞬にしてヴィクトリアス城まで来た!

「なんだこれは・・・・!?
ヴィンはそう言うと城のほうを見た、すると紫の雲が城全体を覆いつくそうとしている!
「こいつが死の雲、デスクラウド・・・・・。」
ジョンが言った、すると紫の雲がこちら側に向かってきた

「我、邪悪なる紫の死の雲、デスクラウドだ。二つの宝石が無くなった今!この世界の調和が乱れ、世界を闇に包む絶好のチャンスを逃すわけにはいかぬ!」
デスクラウドがヴィンたちに襲い掛かってきた!

「これが本当に最後の戦いだな、ベルフェルトを倒して全てが終わりそうだったんだが、まだ黒幕がいたとはな!お前を倒して、青空を取り返してやるぜ!
ヴィンがそう言うと、ジョンがこう言った
「死なさないぞ、誰一人!僕の故郷、そして僕の家族、そしてこの世界も、みんな、みんな!!
ジョンがそう言うと、ルーナがそう言った
「天国の私の両親よ、わたしに力を与えてくださいまし・・・・。」
ルーナがそう言うと、ライオンマスクがこう言った
「何が紫の死の雲だ!これ以上世界を弄ぶな!!
ヴィン達はすべての力を込め、デスクラウドとの最後の戦いが始まった!!

「わしの力を思い知れ!デススモーク!!
死の煙がヴィンたちを襲う!しかしルーナが盾の呪文を唱え、防いだ。
「私の盾をなめないで!防波導の術!究極防膜(アルテマバリア!!)」
死の煙がバリアにぶつかり、掻き消えた。
「え、ルーナって波導の術使えたっけ?
ヴィンがそう言うとルーナが自信満々に答える。
「防御の波導の術は使えるのよ。知らなかったでしょ♪」
ヴィン達はルーナが波導の術を使えることを知り唖然となった。

ライオンマスクがデスクラウドに飛び膝蹴りを放った。
「無駄だ、私は雲だから物理攻撃など効かぬわ!!
ライオンマスクは、勢いあまって地面にぶつかってしまい、気絶してしまった!
「俺の波導の術を喰らえ!光波導の光術!邪殺閃光波!
ヴィンは強烈な聖なるエネルギーでデスクラウドに攻撃を仕掛けた!
「グワアアアァァ!!
デスクラウドには光の術が効果が抜群だったので、倍のダメージを受けた!
「おのれ人間め・・・・・、ならば全員まとめて死ねぃ!デッドリーミスト!
デスクラウドがすべての者を死に至らしめる霧を舞い上げようとしている!
「ハハハ、この霧を世界に舞い上げればすべての人類は死ぬ。そしてこの世界を闇に多い尽くしてやろうぞ!世界の人類よ、あの世で闇に包まれていくのを見届けるがいい!!
デスクラウドがこう言った瞬間、ヴィンは二つの宝石を身につけ、魔力を練りこんだ!
「二つの宝石よ、我に大きな力を与えよ!
ヴィンの右肩のダイヤが光を放った!
「わたしに闇を葬り去る力を・・・・」
ヴィンの左肩の真珠が光りだした!
二つの宝石が輝いた瞬間!ヴィンの体は金色に輝きだした!
「受けてみろ!煌波導の術!光石煌波(ジュエルバースト)!!
ヴィンの周りに大きなビッグバンのような爆発が起こり、デスクラウドは大きなダメージを受けた!
「グググ・・・・、人間め!私の殺人霧計画が・・・・・・・。」
デスクラウドがこう言った。その言葉にヴィンは
「そんなことさせるか!煌波導の術!聖光煌石波!(ジュエルレーザー)」
ヴィンの手から放たれたレーザーは、デスクラウドの体を貫いた!
「ギャアアアァァッ!おのれ、おのれ!!
デスクラウドはさらに大きくなり、ヴィンたちを襲う!
「こんなにでかくなれば俺の術でも倒せない!そうだ、ルーナ!俺に力を貸してくれ!!お前にこのヴィクトリアス城の聖なる真珠を左肩につけて、俺と一緒に術を放つ!
ヴィンがルーナに協力するように言った
「わかったわ。やってみるわ!世界を守るためなら私はなんだってするわ!
ヴィンとルーナは宝石を肩につけて魔力を練りこみ始めた・・・・。

「究極の煌きと硬度をもつ宝石よ!!
ヴィンの右肩のダイヤが光り始めた!
「究極の光沢と輝きを持つ宝石よ!
ルーナの左肩の真珠が光りはじめた!
「今こそ、その力を解き放ち、邪悪なる者を打ち砕く!!
ヴィンは右手を前に突き出してこう叫んだ!
「私たちの美しい魂よ、邪悪なものを浄化せん・・・・。」
ルーナが左手を前に突き出してこう叫んだ!

「受けてみろ!!ジュエルエターナルスクリュー!!

ヴィンとルーナの手から、凄まじい宝石のオーラのこもったビームが螺旋状に放たれた!
「おのれ人間め!私の闇の力で消えろ!
デスクラウドは手から螺旋状の闇のエネルギーが放たれた!
二つの光線がぶつかり合うが、闇のエネルギーに光のオーラが打ち負けそうだ!
「私たちは絶対にこの世界に青空を取り戻す!だから私たちはぜったい何があっても諦めない!!
ルーナがこう言うと、ヴィンの手を握った!
すると光の力が大きくなり、闇の力を打ち負かした!
「おのれ!人間め、これだけは言っておく!光があるところにはまあた闇もある・・・・。もしもこの世界に再び闇が現れる!私は・・・・・・不滅だあぁっ!!
そう言うとデスクラウドは光のオーラによって消え去った・・・。

「おお、ヴィンよ、お前ならきっと宝石を取り戻し、世界を救ってくれると信じておったぞ!
ヴィクトリアス城の大臣がこう言った、すると町の人と縁ある人々がこう言った
「私は港町アサギから来ました!あなたたちのおかげで世界が救われた!ありがとう勇者よ!
「覚えているか!ガンジだ!お前なら出来ると信じていたぜ!!
「私ですよ。平和3守護者のwkwkさんですよ。今ではこの魔道工作術で世界の平和に貢献しました!これからは子供たちを喜ばせるために、がんばります!
町の人たちの声が聞こえる中、ある一人の男がこう話しかけてきた
「お前たちが勇者か。俺はレイ・スターブレイカーだ。実はお前たちに見込んで頼みがあるんだ。俺をDRとともにもといた宇宙に戻してほしいんだ!まだ戦いは終わってはいない。セフィロスの全人類を守るためにも、ガーディア軍を滅ぼさなければならないんだ!
その言葉にヴィンは
「わかったぜ!お前を元の世界に戻してやるよ!
その言葉にレイは
「ありがとう!では早速DRに乗り込み、エンジンを発射させるぜ!
ヴィンは両手を天にかざし、こう叫んだ!

「波導は、我にあり!!

ゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・
ヴィンが叫んだ瞬間、空間に穴が開いた!
「さぁ、レイ!いつでもいいぜ!その穴に向かって発進させてくれ!
レイはエンジン全開でその穴に向かって発進した!

DRは、元の宇宙に帰ったようだ・・・・・・。
「レイよ、お前ならガーディア軍を滅せると信じているぜ!
ヴィンは旅立つレイにこう言った・・・・・。

ヴィンは、宝石を元あった所にもどし、玉座の間に戻った。
「ヴィンよ、良くやった。お前は二つの宝石を取り戻しただけでなく、世界を救ったとはな。ところで、ヴィンよ、今からお前に王位を譲ろう!
王様はヴィンに次の王様になってくれと言った
「えええええええええええええええ!?
ヴィンは突然の王の言葉に唖然となった。
「いやです。」
ヴィンがそう言うと、王様はこう言った
「これ、わがままを言うでない。ヴィンよ、いますぐお前に王位を譲ろう!
悩んでいるヴィンに仲間たちはこう言った
「ほら、行きなよ。」
「なによ、照れるなんてあなたらしくないわよ♪」
「お前、緊張しちゃってるな!早く行って来いよ!!
仲間たちの声を受けて、ヴィンが王様にこう言った
「分かりました。私はヴィクトリアスの王になります。」
その言葉に王様は
「その言葉を待っておったぞ。ヴィンよ、この国と治安と、世界の復旧のためにも、がんばっておくれ。私はヴィクトリアスの城下町で隠居生活を送る。王としての自覚をもち、この国を守ってくれ!
王様はヴィンにこう言った
「えへへへ・・・・・・。」
ヴィンはひどく赤面した。

デスクラウドが倒されたことにより、闇の世界に平和が戻ってきた。
闇の海に沈んでいた大陸が浮上し、止まっていた時が戻った。

ヴィンたちがデスクラウドを倒したことで、闇の紫の雲が、一つ残らず消え去り、青空が戻ってきた。
その影響で、死んでいたはずのクラールがよみがえった・・・・。

ジョンはとルーナはその後、魔法の国エルジェで、偉大なる魔法使いとして、見習いの魔法使いの先生として、いま人生を過ごしている・・・。
ライオンマスクはその後、ヴィンの護衛役となり、王であるヴィンを常に守り続けている・・・・

盗まれた宝石はその後、二度と盗まれないように、強力な結界がかかっている部屋に厳重に管理されている。その二つの宝石は、今もまばゆい光を放っている・・・・・。

ダイヤと真珠の輝きよ、永遠に美しく・・・・・・・・

twin jewel stories
THE END

 

前の話へ

 

第一章TOPへ

 

追記:下手な作品ですが、ご愛読ありがとうございました。ではお戻りください。

小説TOPへ